里山の春 しらさぎの森 2007/4/14

− しらさぎの森散歩 −

私が今住んでいる団地に引っ越してきたのは丁度7年ほど前の事。

その時散歩していると団地の西南面に遊歩道があるのを見つけていた。

しかし、荒れ果てていて、おまけに「まむし注意」の看板があるものだから近づかないでいた。

今はどうなっているのか気になって覗いてみる事にした。



家を出てから数分で小さな公園に着く。



公園の奥に「まむしに注意」の看板がある。

此処から遊歩道が始まっている。

桜の木が多いが殆ど散ってしまっている。



以前覗いた時はジャングルのようだったが、見違えるように綺麗に整備されている。

結構急な階段道を下っていく。



こもれびの気持ちの良い場所にベンチまで設置されていた。

此処で読書したりして過ごすと最高だろうなあ..

堰堤の下には徳島には珍しいため池がある。



山裾を巡っていくとミツバツチグリやナガバノタチツボスミレが所狭しと咲いている。

ナガバノタチツボスミレは根生葉(下の葉)は円心型だが上部の葉が細長い。

葉脈が赤くなっている。



白いスミレはツボスミレかなあ?



キランソウとタツナミソウ?



ニガナがもう咲いている。



先日西龍王山で見たヒメハギが池の土手に群生していた。

今まで見た事が無かったのが不思議な位沢山咲いている。



団地の直ぐ下とは思えないほど静かなため池。



葉っぱが小さいのでコバノタツナミソウかな?



やはりこのコースは最近整備したらしく真新しい看板が立っていた。

なんとしらさぎ台自然公園というらしい。

ため池は全部で4つほどある。

途中から上へと上がる道がある。



田圃の向こうに上八万中学校



登りきると以外と開けたピークに着く。



向こうに団地の建物を見ながら稜線を行く。

家の近くにこんな素敵な場所があるとは驚いた。



また下って行くと羊歯の茂る道となる。



やがて団地の外周を辿る道となる。

また下って行くとこんな立派な木があった。



何の葉っぱかな?

この花弁が丸まっているのはフモトスミレかな?花茎が緑なのでツボスミレだろう。



このスミレは真下を向いていた。

林間に何とホウチャクソウの群生があった。

辺り一面ホウチャクソウ。






ヒメウズは何時もこんな感じで恥ずかしそうに咲いている。

静かな広場のベンチで休んでいると、一人ジョギングの人が通った。

それにしても静かな場所だ。



この花茎の赤いのはフモトスミレ。

スミレの咲く斜面を上がると、人ん家の横に出た。

この家の少し向こうは我が家。

こんな身近な所に素晴らしい散策路があった事に感謝。

老後なって、遠くに行け無くなっても山歩きが出来る

この森をしらさぎの森と呼ぶ事にしよう。