里山の夏 高尾山 〜 景信山 2006/06/24

− 高尾山(6号路) 〜 小仏城山 〜 景信山 〜 明王峠 〜 相模湖 −

セッコクが咲いているかな?

昨日は、仕事で幕張まで行ったら、。電事故に遭い帰りが遅くなってしまった。

どうせ明日は雨だろうと思って晩酌を楽しんでいると、前線が南に下がって天気が回復するとの事。

今月はこの様なパターンが多い。

前回、新品の靴を履いていったらくるぶしが真っ赤になると言うアクシデントがあった。

靴慣らしの為に近くの山を軽く歩く事にする。

とすれば高尾山が最適。

いつもの新宿発7時の京王線で出かける事にする。



マンションの隣の家には、ナツツバキ(シャラノキ)が満開。

この家は最近売りに出ている。何と木造築20年。53坪の土地付きで1億3千万だとか。

8時前に高尾山口に着くと、登山客の姿は殆ど見えない。



高尾山口の売店は何でも売っている事で有名。

この780円のザックが一番よく売れるとか。

トレッキングシューズも各サイズそろっている。

弁当、団子、ビールそして鉢植えのウチョウランまで売っている。



渓流沿いに六号路に向かう。

ハギの花やオオバギボウシがもう咲き始めている。



ハキダメギクやイヌタデまでもが咲いているのは驚き。



この黄色い花は何だろう?

実がサヤのようになっている。

イヌガラシだと蘭ちゃんが教えてくれました。

紫陽花が渓流沿いに咲き始めている。



ヤマアジサイが咲き始めている。

この六号路はヤマアジサイとタマアジサイで有名。

これから8月にかけて楽しむ事が出来る。



弘法大師の伝説のある岩屋大師を通り過ぎると、ビワ滝に着く。

参拝を済ませてから、更に六号路を進む。



アジサイロードの中を進むが未だ花は全く咲いていない。

楽しみにしていたセッコクは既に花期が終わっていた。

かろうじて杉の大木に、少しばかり咲き残っていた。

今日はこれで満足。



粘板岩で出来ていると言う硯石。

せせらぎを見ながら進む。



更にアジサイロードを進み、沢の中を登る。



山頂近くになると火山礫がある。

何処の火山の噴火で飛んできたのだろうか?



高尾山頂上の水道で顔を洗い、一丁平に向かう。

富士山のよく見える場所からもその姿は全く見えない。

変な白い花のようなキノコのような??

非常に小さくて3oくらい。



コナスビがもう咲いていた。

ナワシロイチゴのピンクの花にダイミョウセセリ関東が留まって蜜を吸っていた。

ナワシロイチゴはこのツボミのような状態から花を開かない。

どの様にして交配するのかと思っていたが、蝶が花弁の隙間から蜜を吸う時に花粉が付くのかも知れない。



ホタルブクロがあちこちに咲いている。

10時25分、小仏城山に到着。

此処まで二時間半歩き続けている。



左のツボミは何のツボミ?

のアザミのピンクが鮮やか。



売店の前で小休止。

400円のジャンボ氷が飛ぶように熟れている。

この子が食べている氷は元は3倍位あった。

氷を頼むと熱いお茶をサービスしてくれる。

食べたかったが家内は頭が痛くなると行って食べない。

この大きさでは、食べるのに時間がかかりすぎるので諦める。



この花弁が一枚かけたような花は?

テンナンショウは既に実になっている。



小仏峠着。

10時53分。



そのまま景信山に向けて進む。

登山客より走っている人達の数が多い。

この暑い中、この山道を走る彼らの体力が信じられない。

モミジイチゴの実が沢山なっている。

この黄色い実は美味しいらしい。

ノイバラも花の少ない時期には貴重。



11時23分。

暑さにかなりバテながら景信山に着く。

登山客が少ないのでガラガラ。

マラソン族は、昼食をとらずに走るからもうけにならない。

少し早いが、昼食とする。

400円のビールを買ったら、フキの漬け物と味噌のおつまみがサービス。

先ほどの小仏城山の茶店と言いサービスが良くなったなあ。

これからどうするか相談。

久しぶりに陣馬山に行こうと言う事で出発。

11時45分。

店の兄ちゃんの「気を付けて行ってらっしゃい」の声に送られる。



ウマノアシガタと小さなタツナミソウ?



景信山からひたすら進むが、気温が上がってきてしかも蒸し暑い。

マラソン族はもう陣馬山から引き返して、どんどんやってくる。

先ほど飲んだビールが効いているのか足取りが重い。

ピークをいくつか越えて、ダラダラと坂を登ると明王峠。

12時42分着。

ここから陣馬山まで1.9qもう少し。

ところが、家内がもう此処で相模湖に降りようと言う。

距離的には陣馬から陣馬下バス停に行くのと同じだが、バスに乗るのが嫌だという。

仕方ないので水休憩をして出発。



最初少し急坂を下る。

中途半端な説明書きのある石投げ地蔵を通り過ぎると道が平坦になる。

少し登りのような感じで単調な歩きが続く。



美女谷温泉への道を分けて大平小屋。

清楚な感じの何とかショウマ?

13時28分。



最後に急坂を降りるが、悪路が改修されていて、ロープや木の階段が新しく出来ていた。

興瀬神社に着き慈眼寺を過ぎると中央高速を渡る。

相模湖を実ながら駅まで歩き、駅前の商店でビールを仕入れて駅に行くと

丁度14時43分の列車がやってきた。

陸橋を駆け上がり、飛び乗って家内が乗るまで強制的に待ってもらう。

皆さん20秒ほど出発を遅らせて申し訳ありませんでした。

ビールを飲み干し、高尾で乗り換えて5時前には家に着く事が出来た。

暑い時期には体力の消耗が激しい。

これからの歩きは注意が必要だなあ。

 高尾山周辺の地図