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里山の秋 |
高尾山 〜 陣馬山 |
2006/12/03 |
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− 高尾山口 〜 琵琶滝コース 〜 高尾山 〜 小仏城山 〜 景信山 〜 陣馬山 〜 一ノ尾根 〜 藤野 −
最近バタバタしていて家内と山に行っていない。
週末も仕事で休出をしたりして何となく落ち着かない。
どこかの山へ登る計画も立っていない。こんな時にとりあえず出かけるとしたら高尾山しかない。
7時の新宿発の京王線に乗り8時に高尾山口着。時刻表が変わっていて、ずいぶん時間が掛かった。
8時7分出発。
紅葉が真っ赤。
ロープウェイ駅の前の四季咲き桜は殆ど散っていた。
稲荷山コースは伐採の為通行止め。琵琶滝コースから登る。
タヌキのそのままの毛皮を尻に下げている人が居た。
本人はどう思っているのか知れないが、今の時代にはそぐわない。
かなりのベテランの様で二本ストックだが、歩きかねている様。
かっては天辺を闊歩した勇者が、ストックを頼りに歩を進める姿を見ていると感慨深い。
私もこの様な歳になっても山に登る気力が残っているのだろうか。
琵琶滝を過ぎていつもの渓流の飛び石コースを行く。
ダンコウバイの黄葉が目に付く様になる。
嫌になる様な階段道を登ると高尾山頂上。
9時13分。
頂上付近はモミジの紅葉真っ盛り。
頂上の奥半分は工事中。
富士山の見える展望台はコンクリートの基礎が造成中。
この伐採工事を請け負っているのはアカギヘリコプター。
林野庁が発注しているらしい。
頂上から少し下ると紅葉スポット。
一面真っ赤に染まった中でコーヒーブレイク。
いつもの富士見スポットでは富士山方向は雲の中。
一丁平を越えて小仏城山に向かう。
10時14分着。
都内方向は新宿の高層ビルなどがクッキリと見える。
此処でも相模湖の向こうに見えるはずの富士山はガスの中。
小仏城山から小仏峠に向かう。
小仏峠の上の茶店に来ると、一瞬富士山が顔を出した。
リュックに仕舞っていた新しいデジ一眼α−100を取り出す。
記念すべきファーストショット。
白トビや黒潰れのしやすい被写体だったが青空から山の暗部までとりあえず写っている。
やはりコンデジとは違うなあ。
小仏峠から厳しい坂を上り返して景信山に向かう。
今日は4才位から小学生低年までの子供が多い。
結構キツい坂なのに頑張って登っている。
11時12分景信山到着。
景信小屋ではちびっ子達が餅つきの最中。
去年12月4日にこの山に登って餅つきを見てからもう一年が経ったんだなあ!
子供達は美味しそうにお餅をパクついている。
小さい時にこんな経験をしていると良い思い出になるだろうなあ。
四国の子供達はこの様な経験が出来ているのだろうか?
いつもの様にナメコ汁を注文してお昼とする。
此処のナメコ汁は小仏城山と比べて具は少ないけれどとても美味しい。
何かこつがあるのかなあ?
景信山から陣馬山を目指す。
12時31分明王峠着。
今日は小屋は閉まっている。
大勢の人が休憩しているので私達もコーヒーブレイク。
気持ちの良い道を陣馬山に向かう。
高度が上がるので木の葉は殆ど落ちてしまっている。
13時13分陣馬山到着。
富士見茶屋でも餅つきをしていた。
正面に生籐山方面と右に大岳山の特徴ある頂上が見える。
今日は初めてのコース、一の尾根を下る予定。
茶屋で情報を仕入れる為?に地酒陣馬山のワンカップを購入。
見晴らしの良いテーブルでゆっくりと味わう。
目の前には連行峰から生籐山に繋がる山並みが美しい。
あの山も桜の季節に歩いてみたいなあ。
少し左にはイワウチワが素晴らしかった坪山と権現山。
その奥には雲取山そして大菩薩などの山並みが広がる。
富士山は姿を消している。
四国では寒風山などは既に積雪があり霧氷が美しいらしい。
雲取山などの2000m超の山々はまだ雪の気配はない。
四国の霧氷が見てみたいなあ。
13時40分。下山開始。少しゆっくりしすぎた。
未練たらしく黄ばんだ葉を残したカシワの木が多い道を下っていく。
落ち葉が深く降り積もった道は快適。
陣馬山からは色々な下山ルートがあるけれどこの道は最高。
緩やかなとても気持ちの良い道を下っていくと人家が見えてくる。
やがて舗装路を下る。
昨年11月に陣馬から栃谷に下った時に通った道と合流。
あのとき見事だったけやきは既に葉を落としている。
15時2分車道に出てひたすら登り勾配のある道を歩く。
一生懸命歩く。足に答えるなあ。
長いトンネルを越えると藤野駅。15時30分。
新宿行きの特別快速は15時26分。一足違いで乗れなかった。
仕方がないので駅前でまたワンカップを購入。
15時59分発で帰途に着く。
約23qの低山歩き。山野草もなかったけれど日頃のストレス解消が出来たかな?
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