誕生寺  2007/03/18 
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− 日蓮上人生誕の地を訪ねる −


今日は南房総散策の旅最終日。

鴨川に出かけて波の伊八特別展に出かけようかとも思うが、

渚のハイキングで歩き残している鯛の浦までのコースを辿る事にする。



天気予報では雨だったが殆ど回復して霧雨が降っているだけだ。

ホテルの前の海岸では沢山のかもめたちが集まっている。

8時過ぎに出発。

先日歩いたトンネル水族館を越えて安房小湊駅を目指す。



此処から広がる内海は日蓮上人生誕3不思議で知られる鯛ノ浦(妙の浦)それから700年禁漁区となっているとか。



安房小湊の街の街灯には鯛のマークとセーラー帽の様な錨のマークが入っている。

30分足らず歩くと安房小湊駅。洒落た感じの駅舎でコーヒーブレイク。

此処にも鯛の絵が..



小湊港には遠洋漁業に出るような漁船が並ぶ。

ホテルから1時間ほどで誕生寺に着く。

ここは日蓮上人誕生の地。

私の住んでいる所には日蓮上人が入滅した本門寺がある。



境内のお土産屋さんにはでっかいボンタンとパイナップルが並べられている。

店のおばちゃんがパイナップルを試食させてくれた。

せっかくだがお土産には重たすぎる。

鯛煎餅を購入。

3不思議の一つの誕生水がある。



誕生堂には竜の立派な彫り物があった。





日蓮上人12歳の時の御幼像

貧しい漁師の子として生まれたと言うが出で立ちは貴族のよう。



立派な彫り物が一杯の本堂



本堂の上には世界一の鬼瓦



こんな立派な竜と波の彫刻。



誕生寺をお詣りしてから鯛ノ浦へと歩く。



蓮華が淵はたびたびの大地震でこの様な景観となった。

山裾に遊歩道があるがかなり痛んでいて散策する人もいない。

鯛見物の観光船がひっきりなしにやってくる。



赤い鳥居のある小弁天。

鯛を釣るなとの看板があちこちにある。



此処の砂浜はピンクの色をしている。

「五色砂」と言われているらしい。

よく見ると貝殻で出来た砂だ。



大弁天の磯でゆったりとする。

釣り人が一人、磯で釣りをしているが釣れそうにもない。

色々な小鳥がやって来る。

この紅色の腹の鳥はイソヒヨドリ。名前はヒヨドリだがツグミ科



天皇陛下が訪れた時の記念碑もある。

この鯛ノ浦が天然記念物に指定された当時の物だろう。

今は釣り人以外訪れる人もいないようだ。



帰りに階段が山に延びているので登ってみる。

立派な階段道が続くが荒れ果てている。

上り詰めると何と仏舎利塔があった。

展望台もあるが朽ち果てている。

蓮華か淵を見下ろす事が出来て素晴らしい眺望だが何故か最近人が訪れた気配はない。



小湊の湾を見下ろしながら反対側に下りると誕生寺の前に出る。

港でのんびりコーヒーブレイク。

今日は時間はたっぷりある。

湾の向こうに先ほど訪ねた仏舎利塔が見える。



シャトルバスが迎えに来るまで未だ2時間以上ある。

歩いて帰る事にする。

途中日蓮上人のご両親が祭られている妙蓮寺に立ち寄る。



コンビニで弁当を買い、砂浜でかもめたちを見ながらのんびり過ごす。

パンをやったが餌付けされていない為か見向きもされなかった。

ホテルに帰り、もう一度温泉に入りシャトルバスで東京に帰った。

のんびりと南房総の早春を楽しむ事が出来た。



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