冬の里山 天ヶ津峰 2023年02月16日  
里山倶楽部四国編 

- 天ヶ津峰 ―

今日の天気は曇りのち晴れ。

昨日、園瀬川川畔から真っ白に見えた柴小屋山か雲早山に登りたかった。

しかし、重く垂れ込めた雲を見て家内が、こんな日は雪山に登っても楽しくないと却下。

歩くだけなら久しぶりに天ヶ津峰に行こうということになった。



御嶽神社の手前の道路脇は整地作業が進んでいる。

何が出来るのだろうか。

寒い所為か登山者の車は停まっていない。

御嶽神社の鳥居から出発。



何回来ても神像の並ぶ雰囲気は不気味だ。



撫養石のゴツゴツした道を登ると御嶽神社奥の院。

此処も不思議な雰囲気がする場所だ。



東尾根から登っていく。

きついところにはロープが設置されている。



途中で振り返ると、旧吉野川河口の沖合に重苦しい雪雲が広がっている。

天使の階段が降りて海面が輝いているが、弱々しくて更に寒々と見える。



大谷展望所のベンチで一休み。



芝小屋山の斜面に良く目立つ雪田があるが、雲が垂れ込めてその奥は見えない。



朝早くから大型ダンプが並んで土砂を運んでいた。

採石場跡に運び込んで台地状になっている。

下山路分岐を越えていく。



ヤギの水飲み場に向かう。



もうツルリンドウの葉が出てきている。



白いものがチラホラしていると思ったら粉雪が降ってきた。



舗装路に飛び出る。



益々雪雲が深くなり何も見えなくなった。



ヤブツバキが綺麗だ。

天ヶ津峰山頂では馴染みのヤギさん達ちが出迎えてくれる。



今切川河口の向こうに、伊島が光の中に大きく浮き上がって見える。



寒くて餌がなくて、飢えていないかと心配していたが、丸々と太っている。

芽生え始めたばかりの若草を一生懸命食べている。

もう少し草が成長するまで待てば良いのにと思うが、ヤギさんには無理だろうなあ。



鳴門の海もどんよりと見える。

寒い所為か誰も登ってこない。



ヤギさん達に見送られて下山開始。



おサルの墓へと向かう。



前山のピークからはウバメガシの林の中を降りる。



天ヶ津峰は海に近い所為かウバメガシが多い。

昔は、備長炭に利用されるために切られたのだろうけど、今は伸び放題。



寒いと思ったら1.2度。

ダウンジャケットを着込む。



お猿の墓。



剣ヶ峰に到着。



ヤブツバキが少し大きくなって花を咲かせていた。



岩の広場から景色を楽しむ。



藍住から北島、松茂は川が多いなあ。

旧吉野川には宮川内谷川、宮ケ谷川、大谷川などの多くの阿讃山脈からの川が流れ込んでいる。



山頂南面には、すみれがたくさん咲き始めている。



昼食には早いのでバナナだけ食べて下山。

ヤブツバキがたくさん咲いている。



三角点のある「みふみ山」通過



少しばかりのアップダウンを繰り返すとベンチのある天笠山。



少し明るくなってきて、真っ白に冠雪した一ノ森や剣山が見えてきた。

ベンチで昼食。

寒いので温かいコーヒーを二杯も飲む。



高丸山や高城山も見えてきた。

高城山は真っ白。



ベンチに座っていると体が冷えてきた。

寒気がしてクシャミが止まらなくなった。

これはマズイと出発。

東林院への道から左へと大谷川下山口へと向かう。

ウバメの鼻で一休み。



雲竜水はチョロチョロと水が流れていた。



前回来た時に整備中だった登山口に到着。

藪の中を大谷川へ。



白梅が満開で良い香りがしている。



新しく建ったばかりのようだが、もう使われていない洒落た建物の横から橋を渡る。



大谷川にはコガモの夫婦が泳いでいる。



メジロの集団が枯れた草の中を飛び回っている。

なにか食べ物があるのかな。



駐車場着。

今日は誰にも会わなかった。

何時もなら必ず馴染みの鳴門の男性にお会いするのだが。

寒くて天気が悪いと登山者は少ないなあ。







総歩行距離 8.1km

累計標高差 ±667m

総行動時間 5時間02分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください