- 天ヶ津峰 ―
今日の天気は曇りのち晴れ。
昨日、園瀬川川畔から真っ白に見えた柴小屋山か雲早山に登りたかった。
しかし、重く垂れ込めた雲を見て家内が、こんな日は雪山に登っても楽しくないと却下。
歩くだけなら久しぶりに天ヶ津峰に行こうということになった。
御嶽神社の手前の道路脇は整地作業が進んでいる。
何が出来るのだろうか。
寒い所為か登山者の車は停まっていない。
御嶽神社の鳥居から出発。
何回来ても神像の並ぶ雰囲気は不気味だ。
撫養石のゴツゴツした道を登ると御嶽神社奥の院。
此処も不思議な雰囲気がする場所だ。
東尾根から登っていく。
きついところにはロープが設置されている。
途中で振り返ると、旧吉野川河口の沖合に重苦しい雪雲が広がっている。
天使の階段が降りて海面が輝いているが、弱々しくて更に寒々と見える。
大谷展望所のベンチで一休み。
芝小屋山の斜面に良く目立つ雪田があるが、雲が垂れ込めてその奥は見えない。
朝早くから大型ダンプが並んで土砂を運んでいた。
採石場跡に運び込んで台地状になっている。
下山路分岐を越えていく。
ヤギの水飲み場に向かう。
もうツルリンドウの葉が出てきている。
白いものがチラホラしていると思ったら粉雪が降ってきた。
舗装路に飛び出る。
益々雪雲が深くなり何も見えなくなった。
ヤブツバキが綺麗だ。
天ヶ津峰山頂では馴染みのヤギさん達ちが出迎えてくれる。
今切川河口の向こうに、伊島が光の中に大きく浮き上がって見える。
寒くて餌がなくて、飢えていないかと心配していたが、丸々と太っている。
芽生え始めたばかりの若草を一生懸命食べている。
もう少し草が成長するまで待てば良いのにと思うが、ヤギさんには無理だろうなあ。
鳴門の海もどんよりと見える。
寒い所為か誰も登ってこない。
ヤギさん達に見送られて下山開始。
おサルの墓へと向かう。
前山のピークからはウバメガシの林の中を降りる。
天ヶ津峰は海に近い所為かウバメガシが多い。
昔は、備長炭に利用されるために切られたのだろうけど、今は伸び放題。
寒いと思ったら1.2度。
ダウンジャケットを着込む。
お猿の墓。
剣ヶ峰に到着。
ヤブツバキが少し大きくなって花を咲かせていた。
岩の広場から景色を楽しむ。
藍住から北島、松茂は川が多いなあ。
旧吉野川には宮川内谷川、宮ケ谷川、大谷川などの多くの阿讃山脈からの川が流れ込んでいる。
山頂南面には、すみれがたくさん咲き始めている。
昼食には早いのでバナナだけ食べて下山。
ヤブツバキがたくさん咲いている。
三角点のある「みふみ山」通過
少しばかりのアップダウンを繰り返すとベンチのある天笠山。
少し明るくなってきて、真っ白に冠雪した一ノ森や剣山が見えてきた。
ベンチで昼食。
寒いので温かいコーヒーを二杯も飲む。
高丸山や高城山も見えてきた。
高城山は真っ白。
ベンチに座っていると体が冷えてきた。
寒気がしてクシャミが止まらなくなった。
これはマズイと出発。
東林院への道から左へと大谷川下山口へと向かう。
ウバメの鼻で一休み。
雲竜水はチョロチョロと水が流れていた。
前回来た時に整備中だった登山口に到着。
藪の中を大谷川へ。
白梅が満開で良い香りがしている。
新しく建ったばかりのようだが、もう使われていない洒落た建物の横から橋を渡る。
大谷川にはコガモの夫婦が泳いでいる。
メジロの集団が枯れた草の中を飛び回っている。
なにか食べ物があるのかな。
駐車場着。
今日は誰にも会わなかった。
何時もなら必ず馴染みの鳴門の男性にお会いするのだが。
寒くて天気が悪いと登山者は少ないなあ。
総歩行距離 8.1km
累計標高差 ±667m
総行動時間 5時間02分
里山倶楽部四国
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