冬の里山 気延山 2023年01月18日  
里山倶楽部四国編 

- 気延山 ―

一週間ほどバタバタしていて山歩きができていない。

来月の講演予定の「森水軍」の資料もやっと纏まった。

天気はスッキリとはしないが少し歩いてこよう。

前から気になっている曲突峠からの周回にチャレンジしてみよう。

史跡公園からだと大変なので前山公園から出発。



前山公園に駐車して、前山峠に向かう。

もう何組かのご夫婦が降りてきた。



展望が良い所の小屋は使われているのだろうか。

こんな所にもキッコウハグマの咲いた後の種が沢山出来ている。



車道を黙々と歩いて前山峠着。

丁度20分かかっている。



水仙の花が綺麗に咲いている。



何故か枝が刈られてしまったロウバイにも少し蕾ができて花が咲きはじめている。



カクレミノの実は少なくなってしまった。

峠の石仏にお参り。



剣山方向は厚い雲に覆われている。



この地図の下浦分岐から少し先の曲突(くどう)峠から石井方向に降りて周回する予定。



満開のサザンカはもう終盤。

椿は咲きはじめている。



稜線を進んで何時も来る展望の良い鉄塔広場に着く。



大山や大麻山そして天ヶ津峰などが良く見える。



少し進むと童学寺越。



何時もは此処から前山公園に降りるが今日はこのまま稜線を行く。



208mのピークにある赤白鉄塔。

こんな所にも鹿の角研ぎ痕。



遠くの山が真っ白。

上勝大川原ウィンドファームの風車のすぐ右奥なので柴小屋山だと思う。

しかし、柴小屋山がこんなに白くなっているの初めて見る。

霧氷が出来ているのだろうか。

眼下には高川東のゴルフ場。

プレイしている人たちが見える。



少し坂を下って登るとまた鉄塔広場。

ミカン休憩をすることにする。



ふとナビを見ると、通り過ぎた赤白鉄塔のすぐ横に行者堂跡が有ったらしい。

また今度来ようと家内に言うと、引き返して見に行こうという。



言い出したら聞かないので、もと来た道を登り返して鉄塔広場へ。

広場手前に赤いペンキで印があった。

此処から登るのかも?

かなりヤブイているので取り敢えず鉄塔まで行く



広場から北へと踏み跡が有るので入ってみる。



木が切り払われた広場に出る。



木が切り払われたピークはかなり広い。

しかし、行者堂跡らしきものは残っていない。

黄色い三角点が有った。

こんな三角点は初めて。

図根三角点の一種だろうか。



引き返せば良いのにそのまま下ってもと来た道に降りる。

かなりの急坂。



先程休憩した鉄塔を越えて進むと「迂回路童学寺越え」の標識が?

ウォークラリーで3回ほど歩いているが迂回路には気が付かなかった。

何処をどの様に迂回しているのだろうか。

小見山越に着く。



更に進んで鉄塔。



更に進むと先程の案内板に周回路の下山路として書かれていた下浦分岐に着く。

ここには神社跡が有るようだ。

ふと上を見ると小屋がある。

稜線に上がって見る。

これが神社かなと覗くと作業小屋跡だった。

冷蔵庫も有るので電気も来ていたようだ。

これが神社跡ではないだろうなあ。



直ぐ下には宝篋印塔があるが新しい。

小屋の前からは御岳大権現聖精院経由で下浦に降りる道と、稜線を進んで鉄塔に向かう道がある。

私は此処から下浦に降りても良いのだけど家内は曲突峠に行きたいらしい。

所でこの稜線上を進むべきか、それとも先程まで歩いてきたトラバースを進むべきか?

やっぱり先程の地を真っ直ぐ進むほうが良いだろうとトラバース道を行く。

なんかドンドン下るようで鉄塔広場に出た。



阿波鳴門線19と書いてある。

おかしいと思いナビを確認すると随分と南に迂回しているようだ。

やはり稜線上を行くべきだった。

曲突峠方向に向かっているようなでそのまま進む。



だんだん道が荒れてくる。



石垣がありお墓が並んでいる。

昔は人が住んでいたようだ。

鉄塔巡視路の鉄製の橋を渡る。



住居跡が有る。



車道に飛び出て右へと峠を目指す。

かなり南へと降りてきてしまったようだ。



通行止めの看板から少し進むと見覚えのある所に着く。



この杭の所から稜線に急登した記憶がある。

ウォークラリーの第一チェックポイントで、軽トラでお茶のサービスをしていた。



草の茂った道を進むと立派な切り通しが有る。



古い倒木が有る。

これでは車は通れない。

もう何十年も車は通っていないのだろう。

木々の間から団地や向麻山が見える。



道はドンドン荒れてくる。

ナビを持っていないと心配になるかもしれない。



やっと舗装路に出た。



廃棄物の最終処分場がある。



梅が咲きはじめている。



山沿い道を進む。

さとやま工務店だって。

日吉神社の前を通る。



お霊藪とは?

御嶽大権現の看板がある。

下浦分岐から降りて来れば此処に着くようだ。



大きな霊園が有って立派なお寺が有る。

願成寺と言うらしい。



狛犬が鎮座する石段が有る。

地神塔もある。



板碑も並んでいる。



天満神社の横を登ると立派な社殿が有る。

鳥居なども無いし扁額もないので神社の名前がわからない。

手水鉢に八坂神社と書かれてた。



立派な神社だ。

大鳥居は北へ500m位の所にあるらしい。

立派だが由縁がよくわからない。



常夜灯は明和8年(1771年)と安永2年(1773年)寄進。



多くの境内社が祀られている。

亟増彦姫霊神・治山増彦姫霊神は初めて聞く。



船戸神社と葛城神社



鎮守と毘沙門



事代主と天照大姫



大国主命



更に山沿いにも神社が。

豊玉姫を祀る王子神社だろうか。



道の真ん中に立派な地神塔。

デッカイ。

横には山の神だろうか。



今頃珍しい身障者用の公衆電話。

大きな障害者施設が有る。



立派なクスノキの墓地。

クスノキは一度途中から切られて居る。



古いお墓や板碑が転がっている。



途中で童学寺に寄ろうかと思ったが疲れた。

ひたすら歩いて前山公園へ。

大した登りもなかったが、やはり舗装路歩きはつかれる。

以前から気になっていた曲突峠に行くことが出来てよかった。






総歩行距離 12.4km

累計標高差 ±603m

総行動時間 5時間23分




里山倶楽部四国

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