冬の雪山 雲早山 2022年12月15日  
里山倶楽部四国編 

- 雲早山 霧氷 ―

てんくらで雲早山の天候を見ると、一日中快晴の予報。

登山指数はCの不適。

朝8時頃の山頂付近の気温がマイナス5度で風速が15m/秒。

登山には厳しい天気だが、霧氷が期待できる。

6時過ぎに家を出て雲早トンネルに向かう。



トンネルに着くと、小雪が降っていて空には厚い雲が。

ゴアテックスのジャケットを着て出発。



山頂付近には霧氷が付いているようだが、ガスガスでは綺麗ではない。

高城山もガスの中。



少し林道を進むと砂防ダムの所で大きく崩壊している。

此処は何年か前にも大崩壊していた場所だ。

山から流れ落ちた水が集まって一気に流れるのだろう。

大規模整備が必要だと思う。



積雪は数センチ。



桂の木の広場に着くとテーブルが壊れていた。

10年以上も前からこのテーブルで休憩することにしていた。

桂の甘い香りが漂うお気に入りの場所だったのになあ。



雪は少ないが念のために軽アイゼンを装着。

ベルトを締めたら切れてしまった。

10年以上使用しているので経年老化だろうか。

簡易的に修理して出発。



標高が上がると樹木に霧氷が付いている。

やはりガスの中では綺麗ではない。

風が強く寒い。



登るに連れて霧氷がすごくなる。

岩苔の広場は雪に覆われている。



天気予報を信じて晴れることを期待しながら登る。

しかし、パラボラ分岐に着いても空は暗い。



気温はマイナス4.8度。

しかも強風が吹き付ける。

レインジャケットの下にダウンジャケットを着込む。

フードも深く被って手袋にはホッカロンを入れる。

稜線を上がると霧氷が素晴らしい。



雲早山は何時も昼前になると、ガスが引いて青空が見えるようになる。

今日も期待しよう。



ブナも霧氷に覆われている。



霧氷が一番美しいブナも暗い。



晴れていればどれだけ素晴らしいことだろう。



水墨画の世界だが、良く見ればこれもまた美しい。



気温はマイナス5.2度。



高丸山方向も全く見えない。



晴れるのを待っていても寒いので頂上に向かう。



霧氷のゲートを潜ると雲早山山頂。



凍て付いた雲早神社にお参りして記念撮影。



高丸山方向も高城山方向もすべてガスの中。



暫く晴れ間が出るのを待つが、ガスは厚い。



厚着をしていても寒くなってきた。

とりあえず大岩の陰で食事をすることにする。



霧氷がドンドン成長している気がする。



大岩の陰で風を避けて昼食。

コーヒーを二杯も飲んで晴れるのを待つ。

突然、轟音が響いた。

ジェット機が急降下、急上昇、急旋回をしているようだ。

米軍機かな?



ジッとしていると寒いので、稜線上を行ったり来たり。

其のうちにガスが消えてきた。


しかし、雲早山上空には厚い雲が。

風が強いので雲が早く流れて、時たま青空が見えるようになった。



少しの青空でも霧氷が美しく見える。

しかし、上空には雲があり日が差しては来ない。



直ぐに青空が消えるが、また雲の間に青空が見える。



寒さも忘れて見入ってしまう。



一瞬明るくなって日が差した。

眼の前がぱっと明るくなる。



まるで白いサンゴ礁のようだ。

寒い中待ちわびた甲斐があった。



高丸山も姿を表した。



また日が差すのを期待して待つ。

しかし、青空は見えるが雲早山の上の雲が厚くて日が差さない。



その内、体が冷えてきた。

下半身が特に寒くて、震えだした。

これはマズイ。

急いで下山する。



トットコ急いで下山。



林道に降りても気温はマイナス。

高城山が見えだしている。

少し白いが霧氷はあまり付いていないようだ。



振り返ると雲早山の霧氷が輝いている。

やはり、昼過ぎまで待てば最高の霧氷を見ることが出来たんだ。

しかし、あの寒さで強風の中、1時間以上も待つことは出来なかった。

プロのカメラマンだったら耐えて待つのだろうなあ。

でも、一瞬でも真っ白に輝く霧氷を見ることが出来てよかった。







総歩行距離 8.8km

累計標高差 ±965m

総行動時間 6時間48分




里山倶楽部四国

ホームページにも是非お立ち寄りください