春の里山 雲早山 2023年03月03日  
里山倶楽部四国編 

- 雲早山 ―

今日は暖かくなるというのに朝起きると寒い。

昼前に用事もあったのでノンびりしようかと思ったら、雲早山に行きたいと家内が言う。

昨日の夕方から小雨が降ったりしていたが、山ではきっと霧氷が出来ているはずだという。

急いで準備して出発。



雲早トンネルまでの道は、殆ど雪がない。

道路脇のツララも小さくなっているようだ。



スーパー林道を歩き始めるが、此処にも雪がない。

気温はマイナス0.9度。

意外と低くない。



高城山は真っ白になっている。

もしかしたら雲早山頂上も霧氷が出来ているかもしれない。



登山口でアイゼンを装着。



桂の広場で、急登に備えてダウンジャケットからウィンドブレーカーに着替える。

気温はマイナス5.8度と下がっている。

雪は固く締まっていて歩きやすい。



トラバースまで来ると太陽が上ってきて、日が当たる所が白く輝いている。



進むに連れて霧氷の輝くのが見えてくる。



早くしないと霧氷が落ちてしまう。

気が急くが、凍った雪の上に新雪が降ってアイゼンが効かず滑りまくる。



足掻きながら登っていくと太陽が顔を出した。



素晴らしい景色が広がる。



早く登りたいのに、つい立ち止まって眺めてしまう。



やっとパラボラ分岐に着いた。

何時もならダウンジャケットを着込むのだが、風もなく寒くない。

急いでブナの広場まで登っていく。



青空の下真っ白に輝く樹氷。

思わず歓声が上がる。



誰の足跡も付いていない雪原を歩くのは気持ちが良い。



高丸山は影になっている。



素晴らしいなあ。



ブナの霧氷。



ブナの霧氷Ⅱ。



エビの尻尾の重さで垂れ下がった白いサンゴのようなブナの枝。

アナと雪の世界だ。



こんなに天気が良くて温かいのに霧氷が落ちてしまわないのが不思議だ。



芽が出始めたツツジにも霧氷。



家内がこのまま此処で座り込んでコーヒータイムにしようと言う。

あまりに素晴らしい景色に動きたくないようだ。



しかし、やはり頂上には行かなければ。



霧氷の向こうに冠雪した矢筈山。

手前の山は西砥石権現。



西砥石権現と高城山の鞍部にファガスの森が見える。

後一ヶ月もすれば訪れることが出来るだろう。



樹氷の間に高城山。



立派なブナ。



石立山と赤帽子山



ガチガチに凍った山頂へ。



高城山を眺める。



眉山と大川原高原



高丸山と西三子山



高城山。



高城山頂上の左に真っ白な一ノ森と次郎笈の頂上が顔を出している。

一ノ森や次郎笈の頂上から雲早山が見えるのかという質問をよく受ける。

見えるのです。

高城山頂上より少し下に雲早山の頂上が覗いて居るのが見えます。



まだ時間は早いが、絶景を楽しみながら昼食。

寒い時のカレーメシは簡単で美味しい。



いつまでも眺めていたいがそうも行かない。

下山開始。



日差しが強く暖かくなってきたのに霧氷は落ちず相変わらず綺麗だ。

春の霧氷はすぐに落ちてしまうことが多いのに不思議だ。



ユックリと楽しみながら歩く。



エビの尻尾もまだ健在。



次に何時見ることが出来るかわからないので目に焼き付けておく。



パラボラ分岐から三嶺眺望ポイントへ上がる。



高城山の右中腹に。



真っ白に冠雪した三嶺がくっきりと見える。



高丸山縦走路を歩く。



姿の良いブナにも霧氷がびっしり。



さあ帰ろう。



高城山の霧氷はスッカリ落ちてしまった。

振り返ると雲早アルプスはまだ真っ白。

今日は、目一杯素晴らしい霧氷を楽しむことが出来た。

今年はもう霧氷は終わりかな。

最後に剣山の霧氷を見てみたいなあ。






総歩行距離 7.4km

累計標高差 ±750m

総行動時間 5時間34分




里山倶楽部四国

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