冬の雪山 中津峰山 2022年12月08日  
里山倶楽部四国編 

- 中津峰山 星の岩屋 仏陀石 ―

毎年、12月の初めには星の岩屋のモミジの紅葉を期待して中津峰山に登る。

さて、今年の紅葉の具合はどうだろうか?



星谷運動公園に駐車して遍路道を目指す。

8時10分、丁度朝日が山の頂上から顔を出した。

勝浦の町の夜明けは遅いんだなあ。

遍路道の入り口のエノキの古木にご挨拶。

もう黒い実が落ちて葉も散り掛けている。

何時も挨拶してくれたお爺ちゃんはお元気にしているのだろうか。



枇杷の花が咲き始めている。




ヤブコウジの赤い実とボロギクの花。



チャンドラポメロの実も大きくなってきていた。

このまま年を越してドンドン美味しくなって来年の2月ぐらいが食べころ。



サネがズラの実も真っ赤に熟れている。



例年ならミカンがてんこ盛りになっているのだが、今年は既に収穫が終わっているようだ。



ボロボロの貯蔵小屋も戸が開けられていてミカンがビッシリと貯蔵されている。

裏に回ると今にも崩れそう。



イヌホウズキとサネカズラ

石室には不動明王



ノブドウの実が熟れている。



標高が上がるとまだびっしりと実を付けた蜜柑が残っている。



何時も仲の良い観音様とお太師さん



100年以上も里山の四季を仲良く眺めてきたお二人さん。



ミカン小屋もとうとう崩壊してしまった。

ミカン運搬用のリフトも、もう使われることはないだろうなあ。



観音様を拝みながら進む。



渓流の細い橋を渡って登って行く。



車道に飛び出して星の岩屋へ。

モミジが丁度色付いている。



まだ緑の残っているこの頃が一番美しいと思う。



黄色く色付くモミジも美しい。



柔らかい光に包まれてモミジを眺める幸せの時間。



綺麗だなあ。



光の芸術だ。



緑と黄色と朱色の色の洪水。



弘法大師像と岩面の不動明王。



裏見の滝から大師像




岩屋から出て観音様にお参り。



頂上へと向かう。



四国の道の疑似木階段は長い。

こんな所にキジョランが生えている。

アサギマダラの幼虫が食べた跡があるが幼虫も蛹も見当たらない。



踏ん張って登ると仏石分岐に着く。



宝篋印塔の有るベンチでミカン休憩。



宝篋印塔の側面には、「仏陀 由緒 昔弘法大師...其の夜 山上.光..」と彫られている。



暫く休憩してから登り始める。

冬いちごの実が一杯。



この淡く色付いているのは?



チャートの大岩の石門を越えて登ると四等三角点「岩屋」511.7mがある。



更に車道を横切って何回も現れる階段道を登りきる。

出口手前のベンチで一休み。



シロモジの蕾が出来ている。

まんまるで可愛い。



山の神様に御挨拶して山頂へ。

クロモジの芽が赤い。



中津峰山山頂着。

お昼前になっているというのに今日も登山者は居ない。

数年前までの賑わいは何処へ行ってしまったのだろうか。



天津神社にお参りしてから山頂へ。



まだ時間も早いのでフライトパークへ。



高丸山や雲早山はクッキリと見えているが勝浦の町は霞んでいる。



勝浦川は今日も穏やかに流れている。

この川の上流に1億年ほど前には恐竜が闊歩していたとは。



食後下山することにする。

ツマグロヒョウモンのメスがまだ元気に飛び回っていた。

気の早いタチツボスミレも咲いている。



ツルウメモドキの実が真っ赤に弾けて青空に映えている。



日が差してコナラの紅葉も輝いている。



車道に出て仏陀石に向かう。



綺麗に黄葉している木はなんだろうか?



車道沿いには真っ赤に色付いたモミジ。



血の滴るような強烈な色付きだ。



モチツツジも咲き始めている。



仏石に着くが大銀杏はまだ色付いていない。



何回来ても不思議な空間だ。

ご夫婦が散策されていた。



車道を引き返すとボロギクやヤクシソウが咲いている。



万年青やナンテンが多い。

昔は此処で栽培されていたのだろうか。



星の岩屋に帰ってきた。



洒落た看板が壊れて落ちていた。

キランソウがもう咲いている。



まだたくさん残ったみかん畑の中を降りていく。

残っているミカンはみんな大玉だ。



ハヤトウリかな



デコポンとシシユズ



ホトケノザが咲いて長閑。



オニタラビコとオオイヌノフグリ



貯蔵庫にはミカンがビッシリ。

帰りには、よってね市でお買い物。

正月用のミカンを箱買い。

その他アップルキウイなど沢山の果物や野菜を購入。

買ったばかりのミカンを食べながら帰宅。

早生みかんは丁度食べ頃。

ジューシーで爽やかな甘さが口中に広がる。

今日は恒例の星の岩屋の紅葉をたっぷりと楽しむことが出来た。

暫くは里山の紅葉を楽しむことができるだろう。

雲早山に霧氷が付くのはいつ頃になるだろうか。





総歩行距離 12.4km

累計標高差 ±1,075m

総行動時間 6時間18分




里山倶楽部四国

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