里山の夏 ねむの木の庭 美智子様ご実家跡のお庭 2006/07/22

今日は北八ヶ岳の予定だったが余りにも豪雨が続くので中止にした。

所が、梅雨前線が南に下がって薄日がさす天気との予報に変わった。

とは言っても、急には山に出かける訳には行かない。(こんな時四国の里山は良いなあ)

近所の散歩に出かける。

五反田から白金に向かって歩くと池田山の住宅街。

此処は何時通っても、すごいと言うか威厳のある高級住宅が建ち並んでいる。

何時もと少し違う道筋を行くと、小綺麗な公園?がある。

 ねむの木の庭周辺地図

個人の庭の様で入るのを戸惑っていると、高級車が停まって上品そうな人達が公園に入って行った。

恐る恐る覗いてみると、なんと此処は旧正田家跡地つまり美智子様のご実家の跡地に出来た公園だった。

美智子様がこの地から嫁いで行かれたとの事。

何年か前に旧正田邸を取り壊すかどうかで問題になっていたが、何とこんな綺麗な公園になっていた。



池田山(東五反田五丁目)のインドネシア大使館の直ぐ近くにねむの木の庭はあった。

この辺は、すごい豪邸が建ち並ぶ。

坪300万円以上で敷地300坪だとすると土地だけでも10億近くする。

私達には縁遠い場所だ。



この公園は、美智子様が高校の時に作られた詩「ねむの木の子守歌」にちなんで命名された。

中にはいると個人の庭の様に整備されている。

門の中央に見えるのはこの庭のシンボルのねむの木。もう花期は終わっていた。

右の写真の茶色い塔の様なものは、旧正田邸の暖炉を模したガス灯。







作出当時美智子妃殿下に捧げられたバラ。

「プリンセス・ミチコ」



気品のある花だなあ..



ハルシオン(ギボウシの園芸種)とオミナエシ



フウロ科のゲラニュウム



ヤブランの園芸種ビックブルー。

右はヤブカンゾウ



白いカワラナデシコは可憐な花





50種類ほどの樹木には美智子様が詠まれた歌が..



ねむの木の庭から少し歩くと池田山公園。

高級住宅地の真ん中にしっとりとした日本庭園がある。



池を眺めながら所々にある休憩所でゆったりすると、なんて贅沢な時間が過ぎていく。



住宅地を抜けて白金自然教育園に行く。

此処は元白金長者の屋敷跡。

その後、高松藩主松平讃岐守の下屋敷跡。



門を入ると、マツカゼソウがお出迎え。

この蒸し暑い季節にこの花に出会うと暑さを忘れる事が出来る。



ウバユリがそこら中で花開いていた。

この花は余り好きではない。

モミジガサのツボミも一杯。



ミズタマソウは大好きな花。



ヤブミョウガが満開。



ハエドクソウのシロバナ



モミジの古木の中を歩く。



ヤブランと高松藩時代の黒松。



ミズヒキはまだツボミ。

タケニグサはもう実になっていた。



コバギボウシとオカトラノオ



ミョウガが花を咲かせていた。

花の下には立派なミョウガが..

右はハンゲショウ





池の畔に出るとタカトウダイが可愛い花を咲かせていた。



ダイコンソウとアキカラマツ



左の花は?

右はミソハギ



ノカンゾウとモンシロチョウ



チダケサシとイヌムマトラノオ



クサフジ?とナガホノシロワレモコウ。

これもワレモコウの一種?



一株だけ咲いていたムラサキのギボウシ?とハンノキの実。



コオロギかと思ったらヒメギス。キリギリスの一種。

忙しく飛び回ってなかなか写せないアオスジアゲハ。綺麗な蝶。



ガマの穂と?の実



池の周りにはミズタマソウが群生している。



こんな所にツルリンドウが?..

この人は絵を描きながら放浪しているらしい。



ヤブコウジの花を初めて見た。

右はハグロソウ



ピンクのハエドクソウ



ヤマホトトギスが一輪だけ咲いていた。



ゆったりと散策してから目黒駅に向かう。

銀座ルノワールにモーニングサービス60円〜の看板が..

余りにも安すぎ。今度食べに来よう。

目黒駅で洒落たコーヒーショップで一休み。

ウナギの蒲焼きを買って帰る。