秋の里山 大川原高原  2022年09月12日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 ―

山に行きたいと思いながら、天候がスッキリしなかったり野暮用が入って日が経ってしまった。

今日は、用事もないし天気も良いようだ。

久しぶりにノンビリと歩いてみよう。

出来れば旧登山道の展望岩にも寄ってみたい。



朝早くから真っ青な秋空。

風はなくて風車は回っていない。

ゲートの入り口で、牧場で牛を育てている男性から「花はどんなのが咲いていますか?」と話しかけられた。

私達のことを知っているようだ。

カワラナデシコやワレモコウの咲く時期なんですが、最近見ないですね。

と言うと、私のところの牛たちが食べてしまったのかなあと心配されていた。

もうすぐセンブリも咲くでしょうと言うと、喜んでいた。

牛達は繁殖用で、10月いっぱい高原で暮らすそうだ。



遊歩道に入るとアケビが大きな口を開けて熟していた。

食べ頃のようだがチョット不気味で食べるのに躊躇する。



ノリウツギが咲き残っている。

ヤマノイモにはムカゴが沢山出来ている。



ススキが赤茶色に色付き始めていた。

ヘビイチゴは何時までも実をつけている。



ゲンノショウコは花数が少なくなった。

シコクママコナは元気に咲き誇っている。



遊歩道から見ると、沢山の牛君が外に出ていた。



ドウダンツツジが色付き始めている。

シュンジュウキクは花期が長い花。



佐那河内の村には雲が湧いている。

メギはまだ熟れていない。



展望台から見ると徳島市街の上には雲が出ている。



高丸山には雲がないが、雲早山は雲がかかっている。



山の神様に挨拶してからツツジのトンネルへ。



旭ヶ丸山頂。

アオテンナンショウはまだ赤く熟れていない。



ヤマボウシが大きく熟れて食べころになっている。



図根三角点からにし尾根を下る。

シギンカラマツはもう少なくなった。



シコクママコナも花数が少ない。



シコクブシはまだ蕾が多いが、綺麗に咲いている花もある。



紫の花が綺麗だという人がいるが、やはり不気味だ。



発電用風車の眺め。

もう発電を開始しているのか?

風車は全て回っている。



ヤマジノホトトギスが咲いているが、キバナオトギリは咲いていない。



足元に赤い実が。

見上げるとカナクギノキに赤い実がビッシリ。



シラキやヤマナシには実が全くない。



おばこ峠で不動明王とお紋の墓にお参り。



トラバースの足元にはヤマジノホトトギスが咲いている。



鉄塔広場には真っ赤なガマズミの実。



坂道をひと登りすると、高鉾山本峰。



山頂には新しい木彫りのお地蔵さんが。

ヤッホーさんが彫られたのだろう。



尾根道を行くと、洒落た木の背負子が置いてあった。

音がするので脇を見るとヤッホーさんが草刈りをされていた。

まだ暑いのに大変だなあ。



刈り取った草を手製の熊手で集めている。

この熊手がまたすごい。

巨神兵の手のようだ。

微妙なカーブが靴を集めるのに最適だとか。



チジミザサが朝日に輝いている。



白い花が咲くシコクブシはまだ蕾。



ウマノスズクサには一つだけ実が残っていた。



風車展望所へ。



植林はミズナラかな?

風車は大きな音を立てて回っている。



登山道を降りると草木が茂っている。

人が通らないと道が消えてしまう。

作業道に降りてから展望岩に向かう。



一つ二つと風車を越えていく。



もう此の辺かなと、旧の登山道に入るとまた風車の断崖に出た。



また作業道に降りて風車を二つほど過ぎて旧の登山道に入る。



此処は見覚えがある。

展望岩は通り過ぎたようなので、登山道を引き返す。



見覚えのある登山道は懐かしい。



しかしまた断崖で通れなくなった。

展望岩はもっと手前から入らないといけなかったようだ。



また、梅ノ木峠方向へと引き返す。



根本が曲がったヒノキの所で左へと降りると、三角点「流川」があった。

本当に久しぶりのような気がする。



また登山道に戻って、四国のみち分岐は曲がらずに進む。



チャートの岩が現れると四国の道の道標。



左に林道が見えてくる。

釣り針のように枝が曲がった杉。



またチャートの岩を越えると梅ノ木峠に着いた。



数年前までは毎月のように歩いていた梅ノ木峠。

元気なときは此処から天ガ滝や薬研谷まだ歩いていった。



天ガ滝までの登山道は舗装路となって立入禁止となっている。



日陰の岩で昼食。

昼食後、林道を引き返す。

大川原高原まで6.5キロメートルの標識がある。



タラノキの花



これは花なのか、実なのか。

クササゲの花。



梅の木林道の分岐。



林道歩きは暑い。

男性が一人、黙々と排水口の掃除をしていた。

工事の所為で詰まったと、役場に言われて掃除しているとのこと。

大変だなあ。



ガマズミの赤い実とアカメガシワの実。



ツマグロヒョウモンが生殖行為をしていた。

広い生活範囲でオスとメスが出会うのは大変らしいが、無事相手が見つかって良かった。



アザミにハナアブ。

作業道のために四国の道の入り口がわからなくなった。



林道歩きは暑い。

おまけに痛めた足首が悲鳴をあげだした。

ヤマジノホトトギスが咲いて慰めてくれる。



高丸山が見えるところをすぎると、高鉾山入り口。



草刈り機の音が聞こえてくる。

やはりヤッホーさんが草刈りをされていた。

まだ食事もしていないらしい。

高鉾山を愛する気持ちはすごいなあ。



勝浦の町は霞んでいる。



一休みして林道を引き返す。

アケボノソウが咲きはじめている。



咲き初めは初々しくて素敵だ。



斜面に咲いているのはオトコエシとイタドリ。



すっかり数は減ったが、チャボホトトギスがまだ咲いていた。



咲き残りの花を見ることが出来て嬉しい。



コフウロやノリウツギがまだ咲いている。



見晴台の標識が出来ている。

家内が登っていったが、見晴らし岩は少し下らないといけないらしい。



オタカラコウが満開。



あの岩が見晴らし岩かな。



駐車場に引き返すと車が少し増えていた。






総歩行距離 12.1km

累計標高差 ±731m

総行動時間 6時間03分




里山倶楽部四国

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