秋の里山 大川原高原  2022年09月21日  
里山倶楽部四国編 

- 大川原高原 ―

大きな台風が通り過ぎた。

久しぶりに風雨が吹き付ける凄い音で目がさめるほどだった。

久しぶりに晴れ間が出そうだが、山間部では不安定な天候が続きそうだ。

しばらく歩いていないので、短時間で歩くことが出来る大川原高原に出かけることにする。

センブリやアサマリンドウには早い気がするが、気の早い花が咲いているかもしれない。

朝早くは晴れだったのに、駐車場に着く頃には曇ってきた。



一軒茶屋のテラスは半分吹き飛んでいた。

ビックリ!

やはり台風の風は凄かったのだなあ。

出発すると冷たい風がビュービューと吹き付けてくる。

寒いので、ジャケットを着込む。



遊歩道脇のグミやカナクギノキが倒れていた。



寒々として冬がやってきたみたい。

花もなく、ゲンノショウコが寒そうに咲いている。



遊歩道も倒木がある。

シロモジの実も落ちている。



何時もは牛舎に居る牛達が牧草地でのんびりと草を食べている。

柵が壊れたのかな?



晴れ時々曇りのはずなのにドンヨリとして今にも雨が降りそうな気配。



メギの実はまだ赤くない。

寒いと思ったら12.9度しかない。



徳島市内は霞んでいるが辛うじて見える。



天岩戸別神社奥の院にお参りしてつつじのトンネルへ。



オンツツジが何本か倒れている。

元に戻して支え棒でもすれば何とかなりそうな気もするが。



ツツジの葉が風で落ちて緑の絨毯になっている。

すっかり葉が落ちて紅葉は期待できないかもしれない。



旭ヶ丸頂上。

シコクブシが少し咲いている。



ヤマボウシの実は落ちてなくなっていた。

実が赤くなるのを楽しみにしていたアオテンナンショウは折れて倒れている。



ツツジのトンネルは何処までも緑の絨毯。



西尾根にはシコクママコナが少し咲き残っている。



シコクブシも少し咲き残ってる。



カナクギノキとガマズミの実



高丸山もガスの中。



鉄塔フェンスの中にはヤマジノホトトギスとキバナアキギリが咲いている。



此のホトトギスはヤマジノホトトギスとは違うような?



階段道に出るとカナクギノキが倒れている。



カナクギノキは風に弱いのかな。



アセビは風雨に晒されると黒い皮が剥げて白い樹皮がきれいに出てくる。



おばこの峠に到着。



お紋の墓の苔が取れておもんのはかと刻んだ文字が見えている。



トラバースを高鉾山本峰に向かう。



ベンチで一休み。

いつものアンパン一個。



ボタンヅルとツルウメモドキの実



ツツジの広場へとの降り口に新しい看板ができていた。

ヤッホーさんが立てられてのかな?



白いトリカブトが少し咲いていた。



サルナシはスッカリ熟れている。



風車が凄い音で回っている。

デカいだけあって其の音もデカい。



植林された木は倒れたりネットが外れたものもある。

飛び出した葉を見るとミズナラの葉のようにも見える。



伐採した跡が裸地のようになっていた。

しかし、2年もしたらキバナアキギリやヤマジノホトトギスなどの山野草が咲き始めた。



登山道を作業道に向けて下る。

ツツジの技が刈払われて、あるきやすくなっている。

枯れた大木が倒れている。



先日見つけることが出来なかった見晴らし岩を探しながら作業道を下る。

ふと見上げると、切り通しの崖の上に見覚えのある標識が見える。

あれはヤッホーさんが設置した見晴らし岩の標識だ。



切り通しの上の際どい道を登っていくとありました。

懐かしい見晴らし岩。

ベンチとテーブルも残っていました。



見晴らし岩からは旭ヶ丸と高鉾山本峰が昔のとおりに見える。

変わっているのは風車が増えたこと。



吉野川も見える。

ベニドウダンツツジも残っている。



また慎重に作業道まで降りる。



杉が倒れた作業道から前回も登った三角点方向に登る。



稜線に乗ると懐かしい標識。



一方向だけに枝がある一方杉。



四国の道の標識から曲がる。

四国の道は意外ときれいに残っている。



四国の道は突然作業道で切り取られている。

覗いてみたが急で降りることは出来ない。



少し引き返すと杉の階段があった。

工事会社が設置したのだろう。

看板もなくて非常にわかりにくい。



作業道に出るとアケボノソウが沢山咲いている。



小さい花のアザミはなんだろうか。



高丸山は雲の中。



高鉾山に向かうと枯れた木が倒れている。



頂上直下にも倒木。

誰も居ない高鉾山頂上着。



天気が回復して勝浦の町や阿南の海がよく見える。



東九フェリーが港に向かっているのを見ながら昼食。

昼過ぎとなっても気温は低い。

ご夫婦が登ってきたのと入れ違いに下山。



栗の実が沢山落ちているが皆まだ青い。

熟れる前に落ちたようだ。



林道を帰るがアケボノソウがずいぶんと増えている。

暁の明星とも言われるアケボノソウは本当に可愛い花だ。



小さなアザミにもハナアブが吸蜜している。



タラノキの実が出来ている。



丸いカラスウリのような実が出来ている。

以前赤くなるのを楽しみに待ったが赤くならずに黒くなって干からびてしまった。

今回は赤くなるのだろうか。



駐車場に見慣れた車が停まっていると思っていたら、阿南のご夫婦がやってた。

中津峰でお会いしてから以来だ。

見晴らし大岩に行ってこられたらしい。

花の話などをしているとヤッホーさんがやって来た。

倒木の撤去と高鉾山本峰に標識の設置に来られたとのこと。

何時も色々と熱心だなあ。

私たちはただ歩くだけだ。






総歩行距離 10.5km

累計標高差 ±602m

総行動時間 5時間29分




里山倶楽部四国

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