秋の里山 焼山寺山 2022年11月16日  
里山倶楽部四国編 

- 焼山寺山 ―

毎年この時期には、イチョウの黄葉を楽しみに焼山寺山に出かける。

毎年微妙に見頃がズレるのだが今年はどうだろうか。



黒口の道路脇に停車して出発。

焼山寺の住職と意気投合して、この地に医院を開いたという片岡家の墓。



農家の庭先にはWELCOMEフクロウ。

黒岩神社にお参り。



枇杷の花が咲いている。

左右内川に沿って進む。



サネカズラの赤い実が可愛い。



鍋岩荘から旧道を進む。

川の石が鍋底のように見える。

この石から鍋岩の地名がついたのだろうか。



平成11年にこの道が整備されたときに建てられた祠。



平成16年に山からこの地に降ろされた12社神社。

あれから20年ほどで、誰も歩かなくなったのか、かなり荒れている。



橋が流された跡に付けられた仮設橋を渡る。



数年前まで営業していた田中食堂前の橋を渡る。



川の水は青く澄んでいる。



旧参拝路に入る。

青石の露岩が、この山が結晶片岩の塊でできていることを示している。



青石の敷石が続く。



昔はみかん畑でもあったのだろうか?

立派な石垣が続く。



色付いているのはシラキだろうか。



サザンカが満開。



昔、冷たい飲み物をお接待戴いたお爺さんの冷蔵庫はまだ健在。

私たちはもうあの頃のお爺さんの歳を超えてしまった。



杖杉庵にお参り。



昔、毎日のように石手寺にお参りしていた頃が懐かしい。



また遍路道に入る。



綺麗に整備された馬車道を進み大師像にご挨拶。



車道に出るとカエデの紅葉が綺麗だ。



二度目の車道に出ると紅葉真っ盛り。



焼山寺が見えてきた。



石段脇のイチョウが見事だ。



山門脇の大師像と銀杏黄葉。



朝日に輝くイチョウがまるで炎のようだ。

焼山寺山が大蛇の吐く炎で焼けた故事が思い出される。



山門



仁王像



杉並木



本堂に向かう。

鐘楼で鐘を一突き。

わおーんと鐘音が響き渡る。



12社神社と大師堂



本堂でお参り。



庫裡前の床几で休憩していると御住職からお声がけ戴く。

目の前に上勝大川原ウィンドファームの風車群。



庫裡の上のモミジは一際鮮やか。

センボンヤリの綿毛が一面にある。

花が咲く頃に来てみたい。



ホウノキとコシアブラの紅葉



モミジが見事だ。



明るい黄葉はカツラだろうか。



イヌブナの紅葉。

蛇閉じ込めの大岩。



赤樫の大木



カツラの黄葉が一際明るい。



少し茶色いのはイヌブナ



カツラの黄葉が多い。



竜王窟へはまだ通行止め。

右へと尾根道に入る。



モミジが輝いている。

杖立権現



ソヨゴの小さな赤い実が落ちている。



正面は砥石権現だろうか。



柔らかな色のモミジがきれいだ。



奥の院到着。



新旧山頂標識



剣山方向の長めを楽しみながら、チラシ寿司の弁当。

ファミマの新作だが、結構美味しい。



眼下に見えている棚田は神山のどこら辺だろうか。



昼食後、ドウダンツツジの紅葉を楽しみながら下る。



太陽の位置が変わると一際モミジが輝く。



去年は数輪綺麗に咲いていたキッコウハグマ。

今年は既に花が終わっていた。



三本の巨大杉。

直径を測ってみると、2.5m位。



焼山寺に帰ると御住職がやってこられて暫く話をする。

台風で傷んだ遍路道を杖杉庵まで、やっとの事で整備が終わったとのこと。

お寺を維持するのも大変だなあ。



気温は16度。

気持ちが良い道を下っていく。



杖杉庵まで帰ってきた。

黄葉し始めたイチョウに山の影が落ちかけている。



早春には桃源郷となっていた頃を思い出しながら下っていく。



昔は出荷用に育てていたと思われる万両や南天の実。



10数年前には苗木だったオウゴンヒバは育ちすぎて大木となっている。・

もう出荷はできないだろう。



鍋岩まで帰ってきた。



鍋岩で男性からご接待に干し柿を頂いた。

食べながら歩く。

柔らかくて甘い。

コムラサキが見事に実を付けている。



酒屋さんの前にテーブルと椅子が置かれていた。

森庵に住まれている若い女性が、コーヒーを販売しているそうだ。

戴こうかと思ったが女性の姿が見えない。

またの機会にしよう。



真っ赤に実を付けているのはなんだろうか。



枝に翼がある。

ニシキギだろう。

こんなに見事に実を付けているのは初めて見た。



今頃ゲンノショウコが咲いている。



今日もよく歩いた。

紅葉の時期の遍路道歩きは楽しかった。






総歩行距離 12.4km

累計標高差 ±1,085m

総行動時間 6時間46分


里山倶楽部四国

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