- 高丸山 ―
雪が降ってからずいぶんと経ったのに、遠くの山はまだ白く見える。
雪が融けないで残っているのだろうか。
お手がる登山のできる高丸山に出かけてみよう。
勝浦のコンビニで弁当購入。
朝日に染まる中津峰山が美しい。
千年の森までの県道16号線は除雪が出来ている。
千年の森への作業道は、除雪はされているが車一台分だけの部分がある。
対向車が来るとスレ違いできない。
駐車場の雪は殆ど融けている。
タラの芽が出てきていた。
登山口には大型キャタピラーの跡が付いている。
雪はまだ残っているが大勢が踏み固めているので歩きやすい。
所が柵のある辺りでは雪が雪崩落ちている。
それでも以前のように柵の上までは埋まっていないのでラクラに通過できる。
仏様も雪の中。
気温は1度。
踏み跡の残る三尾の峠への道を進む。
三尾の峠に着く。
子供達が植えたブナが枯れて添え木だけが残っているのが痛々しい。
一本ブナのピークに向かっている足跡も有る。
雪の中を歩くと何処かに力が入っているのか汗をかく。
ダウンをウィンドブレーカーに着替えて、力水を一口。
雪に深く残る足跡に足を取られながら登ると樹間に真っ白な山並みが見える。
青空が曇らないうちにと気が焦る。
雪道を急ぐと踵に靴擦れが出来て痛い。
我慢して展望岩へ。
一本ブナのピークの三角錐がカッコ良い。
南の海が輝いている。
ここからも剣山は木の陰だ。
もう少し頑張って登るとドウダンツツジのコーナーに着く。
ドウダンツツジの間から真っ白に冠雪した一ノ森と剣山が輝いて見える。
一ノ森と槍戸山の間に次郎笈も真っ白な頭をのぞかせている。
高丸山頂上着。
今日は一番乗りのようだ。
正面に雲早山と縦走路。
雲早山縦走路の絶景ポイントへ行く。
誰も歩いていないので雪が深く膝くらいまで埋まる時がある。
絶景ポイントからの眺め。
槍戸山、次郎笈、一ノ森、剣山、揃い踏み。
剣山は色々な所から見ることができるが、次郎笈が一ノ森の奥に見えるのは、この高丸山山頂しかない。
高城山
ネギ坊主をアップで。
コンデジでも此処まで拡大できる。
コンデジ望遠恐るべし。
トリミングはしていません。
剣山山頂と一ノ森山頂。
登山者までは見えない。
次郎笈と剣山の右、丸笹山の左に白く顔を出しているのは塔ノ丸かな。
素晴らしい眺望を眺めながらコーヒータイム。
至福のひとときだ。
突然音がして青年がやって来た。
挨拶するまもなく、雲早山縦走路にむかっていった。
ピッケルは持っているがアイゼンも付けずに急坂を軽やかに下って行く。
すごいなあ。
また誰も居ない山頂に引き返す。
北東尾根を下る。
相変わらず雪が深い。
掘れ込んだ雪道を下るのは結構疲れる。
旗立分岐から旗立山へと向かう。
新雪には二人の足跡が付いている。
今日の足跡だろうか。
東屋で昼食。
かわいい雪人形が並んでいる。
食後旗立山に向かう。
先行者はここから引き換えしている。
階段へと向かう道は完全に埋もれている。
家内は沈まずに登るが私は膝上まで埋まって這うようにして急坂を登る。
階段には雪がないようだ。
所が途中から雪が深くなり、階段が見えなくなる。
柔らかい雪でズルズルと滑るので大変だ。
普段の三倍くらい疲れて稜線へ。
稜線は誰も歩いていないのでズボズボ沈む。
旗立山山頂で気温は3.1度。
気温が上がったのと天気が良いので雪は緩んで重い。
重い雪道が続く。
ブナの広場から帰ればよかった。
面倒なので付けたままのアイゼンを外したら歩きやすくなった。
雪が緩んだらアイゼンは要らないなあ。
木材集積所からは完全に除雪されていた。
林道を帰ると、若い男女が歩いている。
乗りませんかとお誘いしたが、歩きますとのこと。
広く除雪された所にレンジローバーの新車が停まっていた。
レンジローバーは砂漠のロールスロイス。
新車なら2,000万円以上する。
10年落ちの中古でも1,000万円はする車だ。
先程の若い人たちは大金持ちの御曹司なのか?
それとも青年実業家なのかなあ。
対向できないと嫌なので手前に停めて歩いたようだ。
帰りに何時ものように、よってね市でお買い物。
日曜日で時間が遅いのでミカンは完売していた。
所が何時もは売り切れの「はんごろし」が残っていた。
2パック買って風呂上がりにビールのつまみに戴く。
柔らかくて丁度よい甘みのあんこが美味しかった。
今日は、予想以上の積雪の高丸山を歩いて素晴らしい眺望を楽しむことが出来た。
例年なら3月にも大雪が降る。
今シーズン、もう一度雪の剣山に行きたいなあ。
里山倶楽部四国
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