秋の里山 和歌山城 虎伏山 紀三井寺 名草山 2022年10月31日  
里山倶楽部四国編 

- 和歌山城 虎伏山 紀三井寺 名草山 ―

観光ガイドボランティアの会の研修旅行で和歌山城と紀三井寺に行った。

以前は毎年行っていたが、コロナの為に二年間休止していた。

和歌山なら移動がほとんどがフェリーなので、コロナの心配も少ない。

参加者を募ると44名の申し込みがあった。

計画を立ててバス会社に申し込むと、全国割が使用できるとのこと。

さあ、それからが大変。

適応のための条件を整えるため、急遽パス会社にパッケージツアーとして計画してもらう。

全員のコロナ接種証明書と身分証明書の写しを用意してもらうのに大変手こずった。

中には、ワクチン接種等を条件にするのが気に入らないと参加中止にするものや、割引はいらないと申し出るものもあった。



フェリー乗り場が分からないと遅刻するもの数名。

とうとうフェリーに間に合わない者1名。

結局39名の参加となった。

人数変更の手続きを各施設に連絡してやっとホッとする。

南海フェリー「藍」は新しくてゆったりとしている。

振動も殆どない。

出港の際には、若い時上京した思い出などでジンと来るものがある。

眉山が遠ざかるのも何故かわびしく感じる。



新町川橋を潜り眉山を後ろにする。





船内には国際線の飛行機のようにナビシステムがある。

沼島が大きく見える。

厳しい岩の島だ。



和歌山港に着いて紀三井寺に向かう。

紀三井寺は西国三十三札所の二番さんだ。

参道から朱塗りの楼門が見える。

大きな閻魔大王。

悪徳政治家は此処で舌を抜かれると良い。



有名な結縁坂の石段231段を登る。

最近モノレールが付いて石段を歩かなくても参拝できるようになった。

頑張って石段を歩けば参拝料は無料となる。



石段の途中には、三井水や波切不動がある。



お地蔵さんや身代わり大師堂。



途中で回廊のようになっているところもある。



脹脛が張ってきた頃境内に着く。



総漆金箔寄木立像の十一面観音菩薩像は圧巻。

日本最大の木造観音像らしい。



観音堂から和歌の浦を望む。



西国三十三札所の本尊が祀られている六角堂と護国院



本殿に向かう。



一番早く咲くと言われているソメイヨシノの標準木。

古いビンズルさんがいる。



本殿にお参りしてお守りを購入。



本堂内



多宝塔に上がる。

桜の木が多い。

春には見事に咲くことだろう。



多宝塔の横から三社権現に向けて朱塗りの鳥居を登って行く。

脇に古い石段がある。

有名な紀三井寺にこんな壊れかけた石段があるとは。



壊れた鳥居の奥に弁天堂がある。

弁天堂の右の鉄塔横から名草山旧登山道がある。

名草山227mにはその昔、名草王国があったとか



朱塗りの赤い鳥居を下って紀三井寺境内に降りる。



紀三井寺参道脇のポイント券が使える店でお土産を買って和歌山城に向かう。

和歌山城にバスを止めて、目の前の和歌山市役所に向かう。

紅葉がすこし始まっている。



14階のレストラン「農園」でバイキングの昼食。

目の前に和歌山城がそびえている。

コーヒーとソフトクリームも頂いて腹いっぱい。



和歌山城は、標高48.9mの虎伏山山頂に建っている。

天守の高さは23m。





食後、わかやま歴史館に立ち寄って、お土産購入後展示を見る。

光り輝く紀州徳川家の金印が展示されている。



流石、御三家の威光を感じる。



和歌山城の歴史が書かれている。



和歌山城 全図



お堀の奥に、御橋廊下が見える。

随分と傾斜がある。



北内堀の橋。

昔は櫓があったそうだ。



説明看板。



門の屋根の瓦には、紀州徳川家の裏門の三つ鍬形紋が付いている。



伏虎像。

和歌山城は別名「虎伏城」とも呼ばれている。



主に砂岩で造られた石垣は、浅野時代の古いものと徳川時代の新しいものが混じっている。



素晴らしい反りを見せる石垣。



浅野時代の石垣は野面積みが多い。

門の敷石が残っている。



天守は色々な角度から見ることができる。



何処から見ても美しい。



屋根には桃の鬼瓦がある。



独特の形の入り口



白虎



天守からの眺め。



和歌山城模型と甲冑。



石落としが独特の形をしている。



御橋廊下を渡る。

傾斜があり、滑り止めが足に痛くて歩きにくい。

殿様は厚い足袋を履いていたので痛くなかったとのこと。



徳島城の表御殿庭園と同じく上田宗箇作と言われている庭。



上田宗箇作にしては岩の迫力が弱いかな。



和歌山港から徳島港に向かうと日がすっかり落ちてしまった。



ほのかな夕焼けに眉山のシルエット。

徳島県人は、海から眉山の姿を見ると徳島に帰ってきたなあとつくづく思う。



新町川橋を潜って徳島港着。

色々と準備で手こずったが、無事旅行を終えることが出来た。

近くて、何時も前を通っているのに、立ち寄ることがなかった和歌山城を堪能することが出来た。

事務局長として、今年の行事も、もう少しで終わる。

いよいよ新年が近づいてきたなあ思う。





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