バンクーバー スタンレー公園  2007/06/17 
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バンクーバー市内見学 スタンレー公園

今日は時差ボケ解消の為バンクーバー市内観光を行う。

なにしろ日本を17時頃出発し10時間ほど飛んでバンクーバーに着いたのが11時。

夕食後7時頃にはもう眠くなった。

よく考えてみると日本で朝起きたのが昨日の6時頃(日本時間)。

バンクーバーの時間で一昨日の14時頃だ。

それからずっと寝ていない。

しかし今寝ると時差ボケが治らないと言うので21時過ぎまで我慢して起きている。

(結局31時間以上起きていた事になる。)

21時を過ぎても外は薄日が差したりしていて夜の感じはしない。

寝ついたと思ったら1時頃目が覚めて寝られない。

夜明けまで時間の経つのが遅い。



6時頃やっと朝食。

UBCのローズガーデンを訪問するが生憎曇り空で評判の眺望を得る事が出来ない。



グランビルブリッジを通過し、レンタカーを返却してグランビル通りをカナダ・プレイスに向かう。



ギャスタウンを横目に見て、鉄道工事現場の横をすり抜ける。

バンクーバー市内は通常のバスの外、二両連結バスとトロリーバスが走っている。

運賃はゾーン制になっていて90分以内ならシーバスやスカイ・トレインも乗り換え自由だ。

ゾーンを越す場合は追加料金1ドル?を払えば良い様になって居るみたい。

運転手が半ズボンで珈琲を飲みながら運転しているのには驚く。

車椅子の人が来ると運転手が飛び降りてバスに乗せてくれる。

自転車はバスの前に2台まで載せる事が出来る。

バスの前面には自転車用荷台が付いている。

停車する時は車内のひもを引っ張って合図するが、慣れない人は今どこを走っているか全く解らない。

乗る時に運転手に地図を見せてお願いしておくと合図してくれる。

でも2両連結バスでは無理なので慣れない人は避けた方が賢明。



現在バンクーバー空港からダウンタウンへは鉄道は走っていない。

その為公共機関ではバスを利用するしかない。

色々論議もあったらしいが2010年の冬季オリンピックを目指して新しい鉄道が建設中だ。



この様に市内のど真ん中で工事中。



バンクーバーの町の歴史はやっと150年位。

歴史を感じさせる建物は少ない。



やがてカナダ・プレイスに着く。

テントが連なった様に見える外観は船のマストをイメージしたもの。

1986年のバンクーバー万博ではカナダ館として使用されており、現在国際会議場となっている。



岸壁には大きなアラスカ行きの豪華客船が二隻泊まっていた。

マストに掲げられた旗には日の丸も見えるので日本へも寄るのだろう。

アラスカまで7日間のパッケージツアーもあり検索してみるとバンクーバーからアンカレッジまでの7日間の旅で699ドル。



バラード入り江には水上飛行機がひっきりなしに発着している。

ここからビクトリヤ等に行くのには水上飛行機が一番便利らしい。



この港がアラスカ行きの客船の発着場であったことを示す表示板。



CANFISCO(CANADIAN FISHING COMPANY)が1905年からこの地で天然サケを水揚げしているとの看板がある。

目の前には大陸横断鉄道(CANADA`S COAST TO COAST RAILWAY)のバンクーバー駅がある。

茶色の煉瓦風のレトロな建物です。

現在はバスやスカイトレインの発着場となっている。



大陸横断鉄道時代の説明板。



バンクーバー駅は幾つか有ってこの駅はCPバンクーバー駅

現在の大陸横断鉄道(VIA鉄道)はCNバンクーバー駅から発車しているらしい。



内部は昔のままで重厚な感じがする。



切符売り機らしい?

デビットカードやクレジットカードが使える。というかカナダでは現金は殆ど使われない。

駅前には古い石造りの建物が良い雰囲気を醸し出している。



丸い京都タワーの様なのはバンクーバー・ルックアウト地上174m



バラード入り江に沿って西へと向かう。

あいにくと天気が悪く霞んでいる。



日本国総領事館を過ぎると巨大ビルが沢山建設中。

地震が無い所為かビルの作り方がちゃちで薄いコンクリートの床と細い柱で出来ている。

地震が来ればひとたまりもないだろう。



ビクトリアとナナイモ行きの水上飛行機乗り場。

ビジネスマンが多く利用するそうだ。

観光客がビクトリアへ行くのには、南のアメリカとの堺にあるフェリーを利用するのが多い様だ。



ガラス張りの高層ビルの前には沢山の豪華ヨットやクルーザーが係留されている。

For Saleのクルーザーが沢山ある。

一寸値札を覗いてみるとこの平凡に見える二隻のクルーザー、

右の小さいのは1988年製540馬力のエンジンが2基付いていて22ノットでクルーズできる。

値段は375,000ドル(4千万円位)

左のは詳細は解らないが1999年製で1,250,000ドル(1億4千万位)

この程度の艇で、この位するのなら如何にも豪華に見えるでっかいのなら数億円はするのだろう..



やがて古木の多い公園へと入って行く。



良い雰囲気のボート倶楽部があり、入り江の向こうに今歩いてきたハーバーが見える。

のんびりとカヌーを楽しんでいる人がいて如何にも長閑な雰囲気がする。

それにしても立派なビルが数多くそびえている。



スタンレー公園に入って行くとインフォメーションセンターがありおばちゃんが色々と説明してくれる。

ここは簡単なカフェにもなっているのでコーラとホットサンドイッチを購入。

ここは馬車ツアーの出発場所ともなっている。一周で23.99ドルは少し高い。

スタンレー公園は400fもある敷地をネイティブ・カナディアンから政府が半永久的に借り受けたもの。

いったいいくら位で借りたのかなあ?

1889年に公園が設立された。



シーウォールと呼ばれる9qの遊歩道を海岸に沿って歩いていく。

入り江に面した塔の中に大砲がある。

ナイン・オクロック・ガンと呼ばれ漁船に漁の終わりを告げる為の時報の役割をしていたらしい。

何しろ此処では夜10時過ぎまで明るくて陽が差している。

時計を持たない漁師は大砲でも鳴らないと何時帰ったらよいか解らないかも知れない。

1894年製。

今でも夜9時に鳴らされるとか。

澪つくしの大砲と言った所。



途中先住民の作ったトーテムポールが立ち並ぶ広場でトイレをお借りして進む。

此処には売店もありネイティブ・カナディアンの土産物売り場もある。

ナンの変哲もない所だが、此処はカナダ西海岸で一番の観光スポット年間800万人が訪れるという。



海岸を回り込んでいくと湾の向こうにノース・バンクーバーの町々が見える。

看板によると晴れていれば採石場の向こうに雪を被った山々が見えるはず。



キャプテンエドワードがナンタラコンたらと書いてある。

キャプテンクックが此処の先住民と最初に接触したという話は良く知っているが?

ネットで検索しても良く解らないが、ブリティッシュ・コロンビア&バンクーバー島製材所の創設者らしい。

このエドワード社長が酒を嫌い売らなかった為、酒樽だけを持ったギャシー・ジャックがこのインディアン部落で酒場を始めた。

それがギャスタウンしいてはバンクーバーの繁栄の始まりだとか。

キャプテン・エドワードが酒を販売していたらバンクーバーの歴史も変わっていたかも知れない。

大きなキイチゴの実が沢山なっている。



道端には色々な花が咲いているが名前は解らない。



海辺に何処かで見たことのあるような像がある。

コペンハーゲンの人魚姫そっくり。

プレートに「ウエットスーツを着た少女」と書いてある。確かに水中メガネをかけ手足ひれを付けている。

これは人魚姫のパロディらしい。

直ぐ先には日本から寄贈されたという??が。

日本と言うより中国っぽいが..



ライオンゲートブリッジに向けて歩いていくと橋の下は通行止め。

一旦山道に入り登って行く。



橋の反対側に出るとプロスペクト・ポイントがありウエストバンクーバーの街が綺麗に見えるはずだがやはりガスって居る。

プールのある側で休憩。

大勢の人が泳いでいる。

ジョギングの人も多い。

マウンテンバイクの人達も大勢居る。

此処のジョギングの女性達はかなりアスリート風に一生懸命走る。

コーヒーを飲みながら眺めていると若い女性でも下半身ぽっちゃりの人が多い。

こんなに一生懸命走っていてもあの体型なら運動しない女性の体型は???

これから先の海岸道路は閉鎖中なので林の中に入る。

自然林の大木が多いが、見事な大木が沢山倒れている。

聞けば昨年12月にものすごい暴風雨があり倒れてしまったらしい。




スダヤクシュみたいな花とはでな?の花が一杯



鬱蒼と繁る原生林の道は気持ちが良い。

ウマノアシガタの様な花も一杯咲いている。






樹齢1000年とか言われる巨木。

雷が何回か落ちて中が空洞になっている。

何とかの木と書いてあったが忘れてしまった。



こんな白いのも



また海岸に出ると岩の上に色々に石が置かれており男性がウロウロしている。

この人は石積みの芸術家らしい。



このケントさんは有名な人?

積み上げた石が風にもびくともせずに美しい造形を見せているのに感動。

5ドル札を箱に入れて写真を一枚貰う。



5ドルを入れたのを見て、直ぐ近くで持ち上げるのに苦労するほど大きな石を積み上げてくれた。

石をさすっているとピタッと止まるのに驚く。

この海岸通りで犬は放してはいけない。

違反すると2000ドルの罰金。

見つけた人は通報しろと書いてある。

何処かで犬の糞を放置したら50ドルとも書いてあった。



小川が流れており白鳥とカナダグースや鴨が遊んでいる。



田貫湖にいたのと同じカナダガン。今日本でも増えている。



林の中に踏み入るとナンと可愛いアライグマが顔を出した。

東京ではペットが野生化して駆除対象になっているらしいが此処のはとても愛らしい。



ハナミズキとヤマボウシのアイの子みたいな花が群生している。

これが本当のアメリカヤマボウシ?

この花はバンクーバーの至る所で満開だった。

調べてみるとバンクーバーのあるカナダのブリティッシュ・コロンビア(BC)州の花はハナミズキ(花水木、英名ドッグウッド)。

道理で多いはずだ。



派手な色のシャクナゲも満開。



まるでおとぎの国に出てくる様な古木達。



柳の木が多くなると大きな池に出た。

住宅地がありヤブウツギが満開



流木の丸太を椅子にしてある海岸に出るとイヌイットのシンボルストーン



バーランド橋が見えてくると公園になっており丁度八重桜が満開。

1930年に日本から送られた500本の桜はバンクーバーの気候にあったのか市民に大人気。

なんとバンクーバーの樹木の内36%を占めているという。



有名なお椀舟の様なフェリーの乗り場がある。

この小さなフェリーでの観光も良いらしい。



バーランド橋からトロりーバスに乗りUBCに帰る。

丁度17時になっていた。

今日は良く歩いた。

でもバンクーバーには、まだまだ夜は来ない。


続く バンフ サルファー山

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