里山の夏 八幡平 東北の旅1 2006/08/10


− みちのくの世界遺産を訪ねて その1 −

かねてより家内がどうしても行きたいと言っていた、奥入瀬と白神山地。

でもバスツアーで行ってもずいぶんと遠い。

所が、新幹線で行くツアーがいくつか見つかった。

最低2万からあるが、見せ玉の格安ツアーは一ヶ月も前から既に満員。

結局いつもの「歩く」のツアーに決定。

一人6万以上する上に昼食はオプションと結構高い。

まあそれだけ内容が良いのだろう。

所が台風7号が突然向きを変えて、東北地方を襲う予想。

急遽カッパなどをリュックに詰めて早めに就寝。

朝起きると台風は南の海上に抜けていた。

しかし、何か不安定な天気の予報。

7時30分に八重洲北口に集合。

ものすごいツアーの団体がいる。



隣には、岩手三山を登るツアー。

みんな重装備。

その隣は、青森てっぺんツアー。

恐山に行くらしい。

このツアーは軽装。

私達は、大した登山もしないのに、結構山の装備をしている人が多い。

後ろで四国三大祭りツアーが出発。

そう言えば今日から土佐のよさこい祭りが始まるんだ。

ん?三大って、よさこいと阿波踊りともう一つは何処だろう?

まさか、いちごうまいたでは?

8時に、「はやて」で盛岡へ向けて出発。

2時間半ほどであっと言う間に着いた。

盛岡は結構大きな街。

新しい建物がドンドン建っている。

十和田観光登山バスに乗り換える。

なんと若いバスガイドさんが乗っている。

若いバスガイドさんて20年ぶり位かなあ?

早速、岩手県の案内。

「三岩があって、悪いオニを懲らしめた時に、もう悪い事をしないと岩に手形を押した。それで岩手と言われる様になった。」

へぇっ!そうなんだ。

続いて八幡平音頭を熱唱。

やがて高速道路左に南部富士と呼ばれる岩手山が見えてくる。



「岩手山と姫神山は夫婦だったが、愛想が尽きて姫神山を追い出した。

それでも北上川を挟んだ所に、ちょこんと座っているので腹を立てて、頭から湯気を立てて血を流した。」

それが岩木山の噴火した謂われだと言うが、ずいぶんと我が儘なお山だ事。

12時前に八幡平リゾートホテルで昼食。



此処から見る岩手山2038mは、山の半分が吹き飛んでいる。

その為、富士の裾野の様に美しいのは半分だけなので「南部片富士」と呼ばれている。

勿論現在も活火山だ。



八幡平アスピーテラインを登って行くと、工場とマンション跡が見える。

これは松尾鉱山跡。明治15年に発見されてから硫黄の年生産高が8万トンと東洋一だったらしいが、

今は閉山されている。

当時は1万5千人が此処に住んでいたらしい。

硫黄の露天掘り跡が沢山ある。

此処も冬の間は何bも雪が積もって通行止めとなる。

五月の連休には、雪の大谷ほどではないが、雪の回廊となる。



岩手山を正面に実ながら、茶臼岳の登山口を通り過ごし、熊沼を眼下にして登って行く。



残雪の残るモッコ岳が見えるとすぐ見返り峠駐車場。

13時5分着。



此処から自由行動。

15時30分まで2時間半ほど時間がある。

見返り峠まで石畳の道を登って行く。



15分ほど登ると見返り峠。眼下に駐車場とその向こうにモッコ岳が見えるが、

岩手山などはいつの間にかガスの中。

晴れていると、素晴らしい眺望らしいが残念。



道端には沢山の野草が花を咲かせている。

キツネノボタンとアカバナ



?とアキノキリンソウ



ヤマハハコが群生

ウマノアシガタかな?



トウバナとシロバナトウウチソウ



ヤマハハコとアオモリアザミ。ウゴアザミかも?



?とクルマユリ



八幡沼に向けて下っていく。



八幡沼に着くとニッコウキスゲが出迎えてくれる。

一週間ほど前ならもっと咲いていたらしいが、それでもまだまだ見頃。

コバギボウシの様だが色が濃くてタチギボウシというらしい。



ホソバノキソチドリか?

ワタスゲが可愛い。



一面のニッコウキスゲ



ニッコウキスゲの群生が何処までも続いている。



ハクサンシャジンも花を付け始めている。



チングルマの実が一杯。



八幡沼や湿原の景色も暑さを忘れさせてくれる。



キンコウカとウメバチソウ



ワタスゲの中を行く。



イワイチョウとホソバノキソチドリ



この実何の実?

ご存じの方はお教えください。



この実もよく見るが名前が解らない?



イワショウブ



これはイワショウブの実





ハッコウダシオガマ



ネバリノギランとシロバナトウウチソウ



ウメバチソウ



イワショウブの実はつい見とれてしまう。



イワイチョウとミヤマキンポウゲ



もう一つイワショウブ



アカバナ



シロバナクモマニガナ



しょぼくれたイチヤクソウ?とクモマニガナ



ベニバナイチゴの実。ゴヨウイチゴやコガネイチゴと違って、キイチゴの中でも特に立派な木であるため見分ける事が出来る。




スダヤクシュ。よく見ると綺麗な花だ。



マルバダケブキに似ているが、東北によく見られるトウゲブキが斜面に一杯咲いている。

陵雲荘は立派な避難小屋



ハクサンチドリは千鳥が飛んでいる姿に似ている事から名付けられた。



ウサギギク



展望台から八幡沼



クルマユリとモミジカラマツ



ガマ沼



八幡平頂上1613mは、見晴らしが良くない。

アオモリトドマツの林の中にある。



山頂分岐



山頂一帯はアオモリトドマツ(オオシラビソ)で覆われている。

枝が雪の為下を向いている。

上部は雪の上に出る。冷たい強風の為育たない。

冬には樹氷となりモンスターとして、蔵王、八甲田山と共に三大樹氷と呼ばれている。



メガネ沼。残雪の為気温が低いのかチングルマが一斉に花を咲かせている。



メガネ沼は二つの火口に出来た沼。そしてこれも火口湖の鏡沼



小さな凹地沼のキヌガサソウとウメバチソウ



一周して秋田県と岩手県の県境に出る。

眼下には昨年予約までしたが大雨で泊まれなかった籐七温泉

古くなった為道の反対側に新館が出来ている。



八幡平頂上レストハウスがある。

トイレをお借りして冷たいスポーツドリンクを購入。

最近出来たばかりという山小屋風の素晴らしい建物だ。

しかし、売店でクロユリ9000円コマクサ1万円の生花をプラスティックに閉じこめたものを売っていた。

いくら栽培種だとしてもこれは?



シロバナトウウチソウとヤマハハコの群生



15時30分までゆっくりして出発。

北に向かって山を下りると、硫黄臭が漂い、沢山の温泉がある。

昔は自然の露天風呂だったらしいが、現在は立派な温泉宿となっている。



大沼温泉に来ると、ツキノワグマのジュン君のお家。



鹿角の町に出てから、十和田湖方面に山を登って行く。

今日のお宿は、十和田湖の南の大湯温泉ホテル鹿角。

本来は十和田湖プリンスホテルだったが、旅行の寸前にダブルブッキングだと変更になった。

十和田湖プリンスホテルは素晴らしいと有名なホテル。

ランクダウンではないかと、ツアー会社に電話するとお客様相談室の人が出てきて、

きっと満足のいく様なサービスをしますと約束した。



田圃の中にあって、十和田湖畔とは違うが、素晴らしいホテル。

最初は洋室だと言っていたが、お客様相談室の言うとおり全員立派な和室。

12.5畳の部屋に次の間もある。

廊下も広く花などが綺麗に生けてある。

お風呂もとても広い檜風呂。

露天風呂も素晴らしい。

夕食は、きりたんぽ鍋や秋田牛の鉄板焼きなど、とても食べきれない程の豪華料理。

おまけにツアー会社から、お詫びとしてワンドリンクサービス。

家内が飲まないから冷酒を二本も飲んでしまって、8時前に熟睡。


続く