カナディアンロッキー ウィスラー 2007/6/23
北米一のフォーシーズンリゾート ウィスラーを訪ねる         

カナディアンロッキー花の旅

− 2010年バンクーバーオリンピック開催の地 ウィスラーを散策 −

カナディアンロッキーからバンクーバーに帰り、今日はもう一つの目的地ウィスラーのトレッキングを予定している。

ウィスラーはカナダの最西端にあるブリティッシュ・コロンビア州の町、
バンクーバーの北120kmに位置する国際的リゾートです。



コースト山脈に囲まれ、リゾートとして各賞に輝くウィスラーは、アルパインの自然が満喫でき、
車の乗り入れが規制されたビレッジでは、のんびりとした西海岸の雰囲気と美しい景色が楽しめます。

深い緑の森に囲まれ、荘厳なブラックコム山とウィスラー山、輝く5つの湖、
チャンピオンシップクラスのゴルフ場が4つ、そして数々のハイキングコースがあります。


また2010年バンクーバー冬季オリンピックのメイン会場となる事でも知られている。

北米一のリゾートっていったいどんな所かなあ??

緯度で言うと北樺太に当たるらしい。





朝7時にアパートメントを出発。

バンクーバーの街は今日もどんよりとしている。

大学校内のローズガーデンに立ち寄り、今日訪れる北の山々を眺める。やはり天気は良くない。

ブリティッシュ・ロンビア大学構内からダウンタウンに向けて坂を下っていくと広大なジェリコビーチの横を通過する。

一寸立ち寄って東の方を眺めると、バンクーバーのダウンタウンのビル群が霞んで見える。



グランビルブリッジを渡り、グランビル通りからロブソン通り

そしてスタンレー公園を抜けてライオンズ・ゲートブリッジを渡る。

ノースバンクーバーやウェストバンクーバーの町並みを見ながら北上する。



ハイウェイ 99「Sea to Sky Highway」をハウ海峡に沿って走っていく。

1998年、米国の一流情報誌『ロブ・リポート』誌上で、“世界で最もロマンチックなドライブルート”と絶賛されたらしい。

氷河によって削られた美しい入江に沿って山へと続くハイウェイを、

コーストマウンテンの山並みとハウ海峡の海岸線の美しい景色を楽しみながら走る。



しかし2010年の冬季オリンピックに向けて4車線拡張工事中。

海岸線の山々をダイナマイトで爆破し削り取っていくという荒っぽい工法。



途中でゴルフコースの高台で休憩。

スキューバダイビングのスポット、ポートーコーブ州立公園(Porteau Cove)を通過。



1時間程走ると突然おしゃれな町に着く。

スコーミッシュSquamish

白頭ワシの越冬地! 北米有数のロッククライミングのメッカ、スタワマス チーフが有名。

秋には遡上する鮭を求めて数千羽の白頭ワシがやって来るという。

スーパーで今日の食料品を購入。



ゴルフ場や洒落たビレッジを眺めながら進む。

1974年まで鉱山として繁栄しいまはBC鉱山博物館(B.C. Museum of Mining)があるブリタニア・ビーチ(Britannia Beach)を通過。



落差335メートルのシャノン滝(Shannon Falls)、キャンプやハイキングが楽しめるアリスレイク州立公園(Alice Lake)と

ガリバルディー州立公園(Garibaldi)、ロッククライミングで有名な巨大な一枚岩スタワマス・チーフ(Stawamus Chief)などがある。



アルファ・レイクやアルタレイクを左に見ながら進むと、右の山裾にウィスラークリークの美しいビレッジが広がる。

此処は古くからのウィスラーのリゾートとして開けたらしい。

9時56分ウィスターに到着。

突然おしゃれな建て物が立ち並ぶど真ん中に着いた。

まずはビジターセンターを訪問。

今日の予定の「ウィスラー山のゴンドラからのトレッキング」の様子を聞きに行く。

カウンターには綺麗なお嬢さんが並ぶ。

日本人のガイドもいると聞いていたが見あたらない。

恐る恐る青い目のお嬢さんに様子を聞くが「ゴンドラ頂上は雨」「トレッキングは今月末から」

どうも雪解けが遅れているのでウィスター山のトレッキングはやっていないらしい。


High Note Trail / ハイノート・トレイルガイドより

こんな景色を期待していたのに..

しかも頂上はガスと雨らしい。



ブラッコム山(2,284m)とウィスラー山(2,182m)は深いガスの中。

これではゴンドラで登っても眺望は期待できない。

湖と森とを巡るネイチャートレイルに出かける事にする。



フェアモント・シャトー・ウィスラーやフォーシーズンズ・リゾートウィスラーなどの高級ホテル、ロッジか立ち並ぶ。

大きな第二駐車場(無料)に駐車。まだ駐車車両は少ない。





駐車場からネイチャートレイルに向かう。

ネイチャートレイルの側にはマウンテンバイクの通る事の出来る立派なトレイルもある。

フィッツシモンズ川に沿って鬱蒼とした森の中を歩く。

静かな良いトレイルで適度なアップダウンもある。



ブロッコム山を望む高台で休憩。

谷を埋め尽くす様に咲いていたシンブルベリーweastern timbleberryの花(キイチゴ)

指貫(Thimble)のような形の実がなる。




左はダイコンソウの様な花。

右はセルフヒールウツボクサ?



右はFoamflower
ホームフラワースダヤクシュ



オリンピック用の大きな建物が建設中。



この辺はクロスカントリーのコースとしても使われるらしい。



広大なクロスカントリーのコース図。



ゴゼンタチバナは此処でも満開だった。

トレイルは至る所で複雑に他のトレイルと交わる。



私達の歩くネーチャートレイルはバイクの乗り入れが禁止されている。



Queen`s Cupクイーンズカップ(ツバメオモト属)が林床に群生している。

暗いトレイルに白く輝く様は、まさに「女王の杯」。

右の連なっている赤い実は?

ヒョウタクボクの実とは違うみたい。



大きな松かさが沢山落ちている。

ダグラスファー(米松)の松かさだろう。

見上げるとダグラスファーの枝からお爺さんのヒゲの様なのが沢山垂れている。

Old Man's Beardが寄生しているのだろう。



10時48分 Lost Lakeに到着。

北米第一のリゾート地にある湖と言う事でもっと華やかな所を想像していたが「まるっきり地味」


しかし、このトレイルの直ぐ右にはシャトー ウィスラー ゴルフクラブ(何回もベストゴルフ場に選ばれた)の

広大なコースが広がっている。しかし此処からはそんな気配を感じない。



セイヨウミヤコグサの様な花が湖の畔に群生している。



車状の大きな葉を持つベロにカの様な紫の花は?

右は[Red osier Dogwood]
レッドオウザー・ドグウッド



みんなのんびりとリゾートライフを楽しんでいる。



黄色い睡蓮?

この綺麗な小屋はロスト・レイク・ワーミングハット(The Lost Lake Warming Hut

クロスカントリーの指導やレンタルをしてくれる。


ガイドブックより

北国には、こんな楽しみもあるんだなあ..



カナダのシャクナゲは色が鮮やか。

スズランも花を咲かせていた。



葉っぱの真ん中からオレンジの花を咲かせている木。

とても印象的な花だったが名前が解らない。

右はヤグルマギクの様な大きな花



お爺さんの口髭が沢山垂れ下がっている。

空気の良い所にしか生育しないとか。



ネイチャートレイルからバレートレイルに入る。

ピンクプッシートーズかな?



小さな沼があり山野草の宝庫と書いてある。



Queen’s Cup
クイーンズ・カップ



大きなトレイルと交差する。

マウンテンバイクの人達が多い。

山を巻く様に林間に入って行く。



不明の花

林床に咲いていた。



インディアンペイントブラシとウマノアシガタ



コオニユリ



クルマユリ

日本の野山と一緒の花が咲いていると懐かしい気がする。



ワイルドストロベリー



山道を下ると大きな湖が見えてきた。

グリーンレイクだろう。

右はSickletop lousewortシルクトップロウズウォート
シオガマギク属



ウィスラーマウンテンベリーという花があるそうだが?

コケモモに似た花



Common Pink Wintergreen
コモン ピンク 
ウインターグリーン
ベニバナイチヤクソウ




グラウスベリーの様にも見える。





Sickletop lousewortシルクトップロウズウォート
シオガマギク属

コントーティッド ロウズウォートかも知れない。



インディアンペイントブラシ



コモンヤローノコギリソウ属

右はシンブルベリーweastern timbleberry







クローバーとレッドクローバー



左 Bladder campionブラダー キャンビオン




イチゴの葉の変な赤い花とコケモモMountain cranberryの実?



首巻きをした様な赤い花

タカトウダイのデカい様な??



左 Black Twinberry
ブラック トインベリイー


名の通り黒い実が二つ。



フィッツシモンズ川にまた出会う。

横を鉄道が走っている。





突然トレイルがゴルフ場の中を横切る。



ゴルフ場には色とりどりの花が植えられている。






ロッジの立ち並ぶ中にゴルフコースがある。



此処が有名なジャックニクラウスが手掛けた中で最も美しい景色を持つといわれている

Jack Nicklaus designed Nicklaus North

ニクラウス・ノース

白いシャクナゲが美しい。



クラブハウスは高級ホテルの様。



ブリテッシュコロンビア州の州花゜パシフィック・ドツクウッドハナミズキのピンクが美しい。



コースサイドを歩くとアルバータ州の州花ワイルドフラワーオオタカネバラの向こうに水上飛行機が停泊している。

[水上飛行機]
◎ウィスラーエアーサービス Whistler Air Service

 1日2往復の定期便は、2都市の間をわずか30分で結ぶ。氷河やフィヨルドを見下ろしながらの移動は空の旅ならでは。片道C$149程度。荷物は一人10kgまで。
 → www.whistlerair.ca

バンクーバーからウィスラーまで一っ飛び。

日本でも昔バブルの時にヘリて゜ゴルフに来る人が居たが此処では水上飛行機なんだ。



ニガナの様な花



ブリテッシュコロンビア州の州鳥 ステラーカケスが目の前にいて驚く。

立派な冠羽をもった黒い頭と青い翼の目立つ鳥だ。

仲間とけんかして下品な声で騒いでいた。



ゴルフコースの直ぐ横にロッジがありまるで自分の庭でゴルフしているよう。



グリーンレイクを渡る。



Black Twinberry
ブラック トインベリイー


右はレッドクローバー



ハナウドやシシウドの様な花が沢山咲いている。



湖の向こうに冠雪の山々

此処の別荘はすごく立派



太い棟木を使用した別荘が多い。

「釣り師達へ」という警告板がある。

ライセンスが必要だとか、レリースしろとか、シングルフックを使えとか書いてある。

全ては「safeguard our fish stocks」為だとか。

その下には Bull Trout(イワナ)を釣ったら記録して報告してくれと電話番号が書いてある。

この種にSpecial Concern(特別な関心)が有るらしい。

イワナは何処でも希少種なのかなあ。



フィッシャーマンの為のトレイル(水路)が有るが今はハビタット(生息域)のリハビリテーションの為クローズだとか。



焼けた様な派手なオレンジ色の花と

スカンクキャベジ(黄色い水芭蕉)の終わった後の大きな葉っぱ。



Bishop's Cap
ビショップス キャップ
チャルメルソウの仲間

聖職者の帽子



二つ並んだ??

右はサワハコベかな



メドウパークに到着。

13時10分

広い公園では犬の散歩やカヌー遊びをしている。

クリークの横で昼食にするが雨が降ってきた。

ベンチの横には肉を焼く為のコンロ?がセットされている。





左はクルマムグラの様な花

右はスティックシード



クリークに沿った暗い林の中を歩く。

クマさんの看板があるが..出てこないでね。

右はワイルドストロベリー



マイズルソウが咲いていた。

右はキイチゴかな?



山沿いにはホームフラワーが多い。

右はピンクのノコギリソウ



また線路を横切るとクリークを横切る。

家族でカヌー遊びをしている。

双眼鏡を持っているのでバードウオッチングかな?



誰も歩いてない道を黙々とビレッジに向かう。



左はネコノメソウの仲間かな?

右はダイコンソウ?



大木の並木を行くとまたゴルフコースに出会う。



オオタカネバラに似ているが花が小さい。

ドックローズかな?



ゴルフ場を抜けるとやっとビレッジに帰ってきた。



色々な花が咲いている道を駐車場に帰る。



朝はガラガラだった駐車場も満車になっている。



十分に歩いて満足。

息子のスニーカーの底が取れてしまった。

この一週間随分歩いたからなあ..

14時45分出発。



ウィスラーヴィレッジを出ると直ぐにウィスラーマウンテン号に出会う。

[列車]
◎ウィスラー・マウンテニア号 Whistler Mountaineer

 ノース・バンクーバーとウィスラー間を1日1往復する。

かつてBCレイルが客車を運行していたときには、車窓からの景色の素晴らしさで
世界の鉄道ファンを魅了していた路線。そこに豪華な列車が再び走ることとなった。

  客車はグレーシャードームとコーストクラッシックの2タイプ。

特にグレーシャードーム車両はドーム型展望車両となっており、ウィスラーからバンクーバーの南行きでは、

アフタヌーンティーのサービスも提供、贅沢な旅の雰囲気が味わえる。

 → www.whistlermountaineer.com

ひたすらバンクーバーに向かう。途中でハソコンショップに立ち寄る。

カナディアンロッキーに持って行ったノートパソコンが故障したので新品を買わされる羽目になった。

どんな高いのを買わされるかと思ったがHPのノートパソコンでフルスペックだが1000ドル一寸。

税金など含めて日本円で15万程だった。

カードで払おうとしたがパスポートを見せろととか何とかで結構チェックに時間が掛かった。

ふらっと行って直ぐに購入したので疑われたかな?

これで掲示板にアップできると思ったが息子は一晩中セットアップに掛かっていた。

続く

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